最近、不動産会社さんでもリフォームやリノベーションを手がけられる事業者さんが急増しています。
逆にリフォーム会社が不動産部門を作って「当社でリフォームされるお客さまには、仲介手数料を▲%OFF」などと広告されている会社さんもあります。
どちらの場合でもよく言われるのが「物件選びからリフォームやリノベーションの提案を当社で行えるだけでなく、それらトータルの資金計画(ローンのお手伝い)をお手伝い出来るワンストップ体制なので強みがあります」ということです。
それでは、そもそも「ワンストップ」とは何なのでしょう?
詳しくお知りになりたい方は下記サイトなどを参考にして頂きたいのですが、簡単に言うと「お家探しのお手伝い(仲介手数料での利益獲得)と、リフォームやリノベーションの提案及び施工(施工での利益獲得)」をすべて一社に任せてしまう…というシステムです。
ホームズでの紹介▶︎https://www.homes.co.jp/renovation/column/knowledge/flow/post-30659.html
週間ダイヤモンドの過去記事▶︎http://diamond.jp/articles/-/28025
※ 出典:週間ダイヤモンドオンライン
はぴりの!も実は会社としては「宅建業免許」があるので、業務としては不動産売買(仲介)も可能なんですが、どうして不動産業務を拡充して「ワンストップ」体制に移行しないのか。実は、お客さまにとってワンストップにはメリットだけでなく、意外なデメリットもあるからなんです。
【よく言われるメリット】
・一つの会社(担当者)が窓口になってくれるので、物件選びと同時にリフォームの提案を受けることが出来て「楽」になる
・総予算の中での「割り振り」の相談がしやすい
・住宅ローンとリフォームローンの一体的な扱いが可能(とは言うものの、現在ではほぼすべての金融機関が「物件購入費+改装費」を一緒に貸してくれるので、あまり特別なメリットではありません)
【はぴりの!が気になるポイント(デメリット)】
・不動産会社の営業さんは「物件売買のプロ」であっても「リフォームのプロ」ではないので、設備配置の技術的な理解度やデザイン力にギモンが残る ▶︎ 不動産のプロとしての仕事と、リフォームのプロとしての仕事の両立は難しい…と思います。
・(上記とは逆に)リフォームやリノベーションの担当者は「リフォームのプロ」ではあっても「物件売買のプロ」ではないので、その物件の歴史的な流れ(相場観)や近隣の不動産情報(立地や治安)に疎遠な人も多い ▶︎ 間取り的には「リノベーション向き」であっても、将来的に資産としての維持が出来ない物件を勧めてしまう方もいる…と思います。
・ワンストップになると、どうしても「両手仲介が可能(売り手と買い手の双方から仲介手数料を取れる)物件」をオススメしがちになる ▶︎ 本当の意味で「プロ」としてお客さまの立場に立った提案が出来ているのか…ギモンが残る。
・(一般論として)一社だけの専任にすることで「価格競争力」が働きにくくなる。
このようにして見ると、意外と「気になる点」も多いと思いませんか?
私たちはプロとして、「お客さまがその家を購入されて住むことで、安心&安全に暮らせるだけでなく、将来にわたって資産性が維持しやすい家」となるようなご提案を心がけています。
そして、そういうはぴりの!の考え方に賛同してもらえる「本当の意味で“お客さまのため”を思う各地の信頼できる不動産屋さん」と一緒に仕事をしています。
はぴりの!では「ワンストップ(自社利益の最大化)」という流行にこだわらず、お客さまにとって「もっともベストミックス」と思われる分業スタイルをベースにして、各地で「初めてのマイホーム選び&リノベーション相談会」を開催させて頂いています。
ご好評頂いている「初めてのマイホーム選び&リノベーション相談会」ですが、7月23日&24日は北九州市小倉南区の「北方スカイマンション」で、30日と31日は福岡市南区の「グランピア高宮」で開催させて頂きます。どちらのお家もとっても個性的なリノベーションをされていますので、どうぞお気軽に遊びに来てくださいね!