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マイホームの夢「叶えません」!?

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新しくマイホームを建てる時って、いっぱい夢が広がるものですよね。特に新築の戸建ては自由度が高いので、あれもこれもと欲張っちゃうことがよくあります。

 

リノベーションも「新築戸建て」と一緒ぐらい自由度が高いので、お客さまの要望を聞いていると「そこは・・・普通がいいんじゃないのかな?」と思うこともしばしば。たとえば先日、20帖くらいのリビングにアイランドキッチンをご希望されたお客さまがおられました。一般的な感覚では「広い」20帖も、アイランドキッチンを置くには「手狭」なんです。プロとしては「せめて一カ所は壁付けにされて」とアドバイスさせて頂きました。

 

こういう風に、お客さまの「夢」というか「ご要望」に対して「やめた方がいいですよ」とお声かけするのは実はとても勇気がいるんです。

私たちがホンネでアドバイスしたとしても、そのご提案でお客さまが気分を害されて「はぴりの!以外の会社に頼もうよ」となる可能性も高いからです。

 

リフォーム会社にとって一番簡単な営業は「そうですよね!」、「ステキですよね!」とお客さまの意見を100%肯定することです。これだと打ち合わせも盛り上がると思いますし、実際のプランニングも楽なんです。でも、こういう場合って実際のプランニングをリフォーム会社がしているのではなく、お客さま自身が思い描いているプランに「機器や仕様」を当てはめるだけなんですから、こんなに楽なお仕事はありません。

 

でも、はぴりの!では「そんなラクな仕事はしたくない(笑)」と思っています。

 

お客さまにとって「あんまり愉快でない」ことも、「将来を考えると、それはやめた方がいいですよ」と言うことが、本当の意味で「将来の生活がハッピーになる」ことですし、それこそが「プロの仕事」だと思っているからです。

 

その一方で、逆に「デザインを押しつけ過ぎる」のも、プロとしてNGだと思います。カッコいいリノベーション会社のプランナーや建築家さんの一部には、正直なところ「いまのトレンドはこうですよ!」とデザインを押し付ける方もおられます。ですが、別荘や注文住宅ならともかく、普通の家族が住むマイホームは「ご家族が気持ちよく住める」ことが一番大事。デザイナーさんの「名前をあげる」ために作られたのでは、誰のためのマイホームなんだか分からなくなっちゃいます。

 

と、普段からはぴりの!は思っているので、デザインを考える時には必ず「そこに住まれる家族構成とライフスタイル」を元に、本当の意味でご家族がずっーと暮らしやすい間取りを徹底的に議論しながら考えるようにしています。

 

満足度の高い家づくりに必要なのは、「見た目」の奥にある「考え」だと思っているからです。

 

そして、そんな会社が他にもありました。

日経ビジネス

 

▶︎http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150203/277081/?P=1

 

全文は日経ビジネスの「有料会員」さんしか読めない記事なのですが、要約すると「お客さまの要望は聞くけれど、生活スタイルや資金計画も含めてトータルでアドバイスし、その過程で計画は適宜見直し、本当に家族が心豊かで健康的な生活を送れるマイホームを手に入れてもらう」という内容でした。そして、本文中には「施工主が描くマイホームの夢はかなえない」と確かに書かれていました。

 

お洋服選びでも、たいていの店員さんは(実はあんまり似合っていなくても)「お似合いですよ」と言ってくれます。住宅の営業マンは、そんなにいい家だと思っていなくても「間違いないですよ」と言ってくれます。

 

でも、本当にお客さんのことを考えた時に「もう一度、考えられた方がいいですよ」と言ってくれる相手をパートナーに選ばれた方が、住宅のような高価な買い物をする時には間違いないと思います。

 

はぴりの!ではこれからもそういう姿勢でリノベーションのお手伝いをさせて頂きますので、あんまり怒らないでゆっくり話を聞いて下さいね(笑)

 

 

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