今朝の日経新聞の一面に、こんな記事が載っていました。
見出しは「中古住宅の診断義務化」です。写真がぼやけていてごめんなさい(笑)。記事の内容としては「買い手のつかない中古住宅が増加する中、社会の有効な資産である中古不動産活用を促進するために、売り手と仲介業者に診断を義務化し、買い手が安心して物件を選べるようにする」という内容でした。
記事自体は「いいね!」という内容だったのですが、記事のラストを見て「ぶっけちゃけ過ぎる!」と吹き出してしまいました。
「物件の販売情報も透明化する。仲介業者が情報を隠し、他の業者より前に買い手を見つけて仲介手数料を得る“囲い込み”への対策も強化する」という内容でした。
うーん・・・難しいですよね。
簡単に言うと「もっと早く、もっと高く売れる可能性がある物件を、一部の業者が自社内で囲い込みすることで価格競争を妨害し、結果として「安く」売っている(売主の権利を阻害している)ことに対策を打つ」という内容です。
ちょっと話は横道にそれるんですが、昨日お会いしたお客さまの検討していた物件が「定期借地権付き」物件だったんです。これは50年くらいの長期にわたって「土地の権利」を所有者から借りることを前提として、土地や建物を安く売買するシステムです。
ですので、買った後も「所有権」は移転せず、その期間は小額の「地代」を所有者に払い続ける必要があります。もちろん、その後の所有権も移転することはありません。
つまり「自分のもの」である期間が「一定」の不動産ということです。
こういう「大事なポイント」なんですが、この情報を担当の不動産会社はお客さんに「言わず」にいたために、お客さんは「相場と比べて安くて広い物件を見つけた!」と喜んでおられたんです。
結果として「ぬか喜び」になっちゃいました。。。
その時にお話ししたのが「どういう不動産会社さんを信用したら良いのか」ということです。
はぴりの!はたくさんの不動産会社さんと接点がありますが、結果から言うと「この会社はやめた方がいい」という会社は確かにあります。その一方で「この会社なら絶対に安心」というところはありません。大手だろうが、中小だろうが・・・です。
むしろ個人の営業マンで「この人なら大丈夫」と信頼出来る人を見つけて、その方に直接お仕事を依頼するようにしています。
仮に「もっと簡単な見極め方」があるとすれば、まずは担当者に「この物件の弱点(ウィークポイント)を教えて下さい」と聞いてみて下さい。その時に真摯に「弱点」を説明してくれるかどうか…が、一つの試金石だと思います。
豪華な物件は価格が高いこと自体がデメリットです。最上階の日当りがいいお部屋や気持ちのいい吹き抜けがある家は、空調費がとても高くつきます。戸建はマンションのように修繕費や管理費はかかりませんが、15年に一回、外壁と屋根を塗り直すと70万円以上かかります。
どんな物件にもメリットとデメリットはあります。
ちなみに・・・週間ダイヤモンドのこちらの記事も「業界の闇」を正直に伝えていると思います。
詳しくはコチラ ▶︎ http://diamond.jp/articles/-/69998
先ほど日経新聞が「さらっー」と書いていた「不正な囲い込み」が、大手不動産会社で「慢性的に行われているのではないか?」という記事です。
不動産業界は免許制度に守られた「手数料ビジネス」の世界です。だからこそ「どこで買っても一緒」ですし、ビジネスモデルが差別化されていません。ITがこんなに進んだ現在社会では、もっと「競争」を導入していい気がする…のは、はぴりの!だけでしょうか。
もちろん実直にお仕事をされている不動産会社さんもたくさんありますが、「あくどい」仕事をしている会社さんもいる…のも事実。
そういう「不動産会社さんとの付き合い方」や「物件の見極め方」についても、はぴりの!では第三者の視点でアドバイスさせて頂いてます。リノベーションのデザインだけでなく、物件選びや資産性の維持・向上、住宅ローンのご相談など一体的にアドバイス出来るのがはぴりの!の強み…と自分たちでは思っています(笑)
もちろん、某大手リノベーション会社さんのように「相談するなら先に10万円!」というような前金の請求もありません。完全無料です♪
ですので、どうぞ物件選びやリノベーションについて、気になる部分がちょっとでもあればお声かけ下さい。もちろん、最終的に当社と契約して頂ければ嬉しい…のはホンネですが、一人でも多くの方が「ハッピーになるマイホーム」を手に入れられるお手伝いができれば、それだけでも私たちは幸せなんです。