リノベーション住宅を紹介する雑誌などによく掲載されているのが「モルタル仕上げの床や壁」です。はぴりの!での使用例で言うと、こちらのお宅の天井や一部の壁は「モルタル」で仕上げられています。
とってもスタイリッシュに仕上がる…とは言え、実は下地処理にも気を使いますし、結果としてクロスを全面に貼った方が安くなることの方が多い素材なんです。その上、もう一つの特徴…と言うか、難点としてあげられるのが「水が浸透する」という素材の特性です。
例えばコチラのお宅でキッチンを施工した時も、リビング側はモルタルを一面に塗ったものの、キッチン側は水に強いタイルを一面に貼っています。
もちろん、これはこれでカッコいいのですが、もうちょっと統一感をアップしたい…とおっしゃる方が喜ぶ「モルタルの仕様例」を発見しちゃったんです!
こちらのプール、なんと全体がモルタルで作られているんです。それなのに、水が漏れている気配がありません。。。
続いてこちらのドーム型のかわいいお風呂場ですが、壁面も床も全てモルタルで作られています。こういう床の仕上げが出来るなら、サンワカンパニーの「安くてかわいいバスタブ」が置けちゃうかも!?
これまでの「モルタルはゆっくりではあるものの水が浸透するので、水廻りでは使用出来ない」という常識を覆す商品が、いまジワジワと日本でも広がっています。それがベルギーにあるBEAL社が製造・販売している「Mortex」です!
確かに海外旅行をした時に「ここの水場はモルタルだよなー」という仕上げのプールやシャワールームをたくさん見てきましたが、きっとこういう商品を使っていたんですね。
ただし、こちらの商品はとっても繊細に仕上げないと、メーカーが推奨する正しい「防水性能」が発揮されないんです。
そこではぴりの!スタッフもその実技を習う講習会に行ってきました!イケメンのベルギー人が手際良く教えてくれたので、とっても楽しく学ぶことが出来ました♪
今回、講習会で試したのはいわゆる「モルタル色」だったのですが、実際には上記にあるような優しい色がたくさんあるので、水廻りを明るく塗装しながら防水機能を持たせる…というこれまでにない仕上げ材として使うことが出来る素材なんです。
近々具体的な現場で使用した例をご紹介させて頂ける予定ですので、どうぞお楽しみに♪