よく「日本の人口は減少し・・・」と言われていますが、子育てをしているママたちと話していると「私のまわりだと子ども2人いる家庭が多いし、そんなに少子化じゃない気がする」という声を耳にします。
日本で「女性が生涯に生む子どもの数の平均」は1.4人前後と言われていますが、「結婚している夫婦が、最終的に何人の子どもを持ったかの平均」だと1.96人となっているので、「子どもがいる夫婦だけを見ると、だいたい2人が平均的」ということになります。
だから、ママたちの「肌感覚」も正しいんです♪
ですが、社会全体で見ると「結婚をしない人」が増えていますし、日本全体が「高齢化」しているので、やっぱり人口は減っていきます。
2008年には1億2,808万人だった日本の人口は、2040年頃には1億800万人くらいに、そして2070年には7,500万人くらいになると予想されています。
そういう数値を分かりやすく解説した本がコチラの「人口減少×デザイン」(著:筧裕介/出版:英治出版)です。
こちらの本では「人口が減っていくってどういうこと?」という素朴な疑問を、図表で分かりやすくまとめてあります。そんな中で、お家の購入を考えてある方に知っておいてもらいたいのが、コチラの数値です。
2010年の日本が100人の国だった場合、だいたいの世代毎のシェアはこんな感じです。それが、この後どうなっていくのかを見てみると・・・
あんまり先のことは「よく分からない」のが正直な感想…だと思いますけど、マイホームを購入する時にはだいたい30年〜35年のローンを組みます。ですので、その時にもらう「支払い予定表」には、いまだと2015年+35年=2050年(!)くらいまでのスケジュールが書かれています。
ということは、2040年ぐらいまでのことは「見通しておいた方がいい」と言うことなんです。
そこで、ちょっとその時代を「予想」してみると・・・
・子育て世帯の数は大きく減少している ▶︎ 現在、比較的安価に販売されている「緑豊か(=郊外/利便性があまり良くない場所)で、子育て向きの住宅地」は、30年後は高齢の夫婦が多く住む「都心から離れたエリア」になっています。高齢化したお二人が「ケア付きマンション」に入居するためにマイホームを販売しようとしても、若い世代自体が減っているので、そういうエリアに建つ広いお家はニーズが多くありません。
・いまよりもっと「高齢化社会」になっている ▶︎ 高齢になった時こそ、病院通いや買い物をするために「利便性」が求められます。人口が減って土地に余裕ができた分、少しでも余裕のある人は「都心」に近いエリアに住むようになります。住む人のセグメント(属性)が二極化されることで、コミュニティやエリアの価値も二極化します。
・人口自体が大きく減っているので、土地の資産価値も減少する ▶︎ 人口が減る…ということは、土地に対する需要も減ります。ですので、その分価格も下がっていくのですが、これも「全地域が平均して1割下がる」のではなく、例えば「立地のいいところは現状維持」しつつ「立地の良くないところが2割下がる」ことによって、平均的に下がる…ことになります。ですので、マイホームに対して支払ったお金が「選んだ物件(立地)」によって8割キープされるか、半分キープされるか、3割になっちゃうか…が違ってくるんです。
ハッピーリノベーションが「立地」にこだわるのも、こういう理由があるからなんです。
ちょっと「難しい」かも知れませんが、こういう「社会の動き」をキチンと考えて家選びをしておくと、「将来、マイホームが家族の生活を支えてくれる」ことになります。
はぴりの!がオススメしている「中古+リノベーション」だと、「新築」と比較すると同じ予算で何駅分かだけでも利便性が高い場所にある物件を購入出来ます。これは戸建ても、マンションも一緒です。
お金にすごく余裕がある方は「立地」をあまり気にしなくていいと思うのですが、ある程度「堅実」に暮らしを考えている方は、「見た目の価格」と「いまだけの家族構成」だけでなく、「将来」と「立地」の重要性についてもじっくり考えてみて下さいね。
はぴりの!ではリノベーションのご相談はもちろん、「失敗しないお家選びの方法」についても広くご相談を承っています。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい♪