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「ご予算は?」って聞かないで…

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物件探しをしていると、不動産屋さんから「ご予算はいくらでお探しですか?」と聞かれることがあります。ホンネで言うと、この質問が好きじゃありません・・・

 

・予算がある人  → 儲かるお客さん = いいお客さん

・予算が少ない人 → 儲からないお客さん = 大事じゃないお客さん

 

こういうこと…なんでしょうか?

いまではお金を持ってる人でも、クルマにステータスを求めて「クラウン」を買うのではなく、環境にもお財布にもエコな「軽自動車」や「プリウス」に買い替えるも普通です。特に若い世代では「見栄をはらず、ムダ使いもしないけど、好きなモノにはある程度お金を使う」という考え方が普通になっています。

 

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▲ 上のイラストは広告会社最大手・電通のコラム「“正解”を着こなすイマドキ男子のファッション事情」から転載させて頂きました♪

 

こういう「当たり前」の考え方が広がってくると、いままでみたいに「高い物件=いい物件」という価値観が崩れるので、多くの不動産屋さんやデベロッパーさんは「困った!」という事態になるんだと思います。

 

でも、クルマも洋服も、もうとっくに「高価なブランドもの=おしゃれ」ではなくなってますよね。お家だって、当然そうなっていくべきだと思いますし、実際にヨーロッパで暮らしている生活者の感覚などはそうなっています。

 

セールスする側にとって、的確な物件を案内するために「ご予算はいくらですか?」という質問は確かに必要です。予算次第で立地や物件のグレード、新築か中古かなど物件選びの具体的なポイントが違ってくるからです。

 

でも、それ以上に「いまは家族何人が心地よく暮らせて、どんなスタイルで仕事や生活に向き合いたいか。マイホームに求める“夢”はなにか。そして将来的にはどこで、どういう暮らしをしたいか?」という『人生設計を共有する』というプロセスが大事なのではないでしょうか。

 

クルマもお洋服も買い替えが出来ます。でも、ほとんどの生活者にとってマイホームは一生に一度のお買い物です。

 

それなのに「なんとなくみんなと一緒にしておけば大丈夫」、「いまの住宅ローンより安いから買えるよね」という考えでは、これから格差がもっともっと広がり、人口が減少していく日本では「マイホーム買ったけど、こんなハズじゃなかった…」という事態になっちゃいます。

 

ですので、はぴりの!ではお客さまとお話しさせて頂く際、「予算」については相談会の後半でしか聞かないようにしています。まずはお客さまと「夢」を共有し、その先にある「予算」という括りの中で、最大限「夢」を叶えるお手伝いをしたいからです。

 

ハウスメーカーや不動産屋さんで、会話の始めから「おいくらでお探しですか?」と聞くような「古いタイプ」の営業さんに当たったときはアンケートに答えず、「またお伺いします」と言ってにこやかに退散することをオススメします(笑)

 

 

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▲ こちらのデータは30歳未満の世代に「将来」についてアンケートした結果です。上記同様に電通のコラムから転載させて頂きました♪ 将来の「不安」を解消するためには「お金(資産)」との付き合い方がこれまで以上に大切になってくると思います。

 

新築の建て売りであれば、だいたい3割がメーカーや不動産会社の利益です。マンションであれば(建築コストのベース部分はどんな物件でも一緒なので)、豪華な仕様になればなるほど利益率はアップします。

これからの社会は団塊の世代が体験した「成長が前提」の時代ではなく、「いまあるモノを使いながらも、気持ちよく暮らしていく(サスティナブル)」ことが社会のスタンダードになります。

 

これまでのように「中古住宅は新築が買えないから」という消極的選択ではなく、リノベーションを前提とすることで、費用面でもデザイン面でも積極的選択になってきます。

マイホームをただの「ハコ」ではなく、生活と夢を支える「場」としつつ、しかも「将来の生活を支える資産にする」ことをはぴりの!は目指しています。

 

どうぞお家探しからリフォーム、リノベーションまで、お家に関することはなんでもお気軽にお問い合わせ下さい♪

 

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