これからの暮らしを先取りした事例をご紹介する「Enjoy at Home」プロジェクトに、新たなコンテンツを追加しました。今回ご紹介するのはアメリカ在住のRさんが、母親から受け継いだ団地をリノベーションした「ジャパンディなお宅」です。

築57年を経た団地ながらも、現代の暮らしに合わせて断熱工事をしっかりと行なった上で、和テイストと北欧デザインが融合した住まいを作り上げました。今回のリノベーションのこだわりポイントだけでなく、日本とアメリカの住宅事情の違いなどについても興味深い話を聞くことができました。
アメリカではライフステージに合わせて、中古住宅を住み替えていくのが一般的で、多くの人が人生で3回ほど家を買い替えるそうです。また、家を買うときは日本よりも「投資」という概念を重視しているとのこと。築年数を経た住宅の活用については、日本よりアメリカの方が進んでいるように感じられました。
とは言え、どの国であっても大切なのはやっぱり居心地の良さですよね。団地の弱点である「断熱」についても、内窓だけでなく床下にも断熱材を追加し、QOLアップにつながる対策を施しています。その上で、宅内には日本的デザインをふんだんに取り入れました。
2025年11月に福岡で開催されたリノベーション協議会の講演でも、ニューヨーク在住の世界的インテリアデザイナー吉田恵美(Yoshida Satomi)さんが「アメリカでは、日本の歴史に紐づいた伝統や文化がとても注目されている」と発言されていました。日本人にとっては「当たり前」でも、団地を含む私たちの暮らしの独自性やオリジナリティについて、もっと自信を持ってもいいのかもしれません。




























