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　はぴりの！ともお付き合いのあるNLDホーム（ネクストライフ・デザイン）さんが作られた長尾5丁目の戸建を見学に行きました♪



　３階建てなのに、お隣の４階とほぼ一緒ぐらいまであるビッグな戸建です！しかも、色使いもステキです。はぴりの！は古い中古マンションの完全リノベーションを主なお仕事にしていますので、ある意味「マイホーム選びの競合」かも知れませんが、お客さまとお話ししていると「戸建派」と「マンション派」はそもそも大きく考え方が違うので、戸建の会社さんとはあんまり「ライバル」にはなりません。ですから、こういう物件は素直に見れていいんです♪



　中のキッチンスペースもステキです♪全体に明るい白のクロスをベースに、素材感のあるウッド素材をステキにあしらわれています。しかも、リビング入り口のドアが「かわいい」です♪そして、やはり戸建だけあって全てのスペースが広い！



　120平米の広さってマンションだとよっぽどのことがない限り確保できませんし、なかなか上手にレイアウトできません。しかし、こちらのお宅はちょっとしたニッチスペースの使い方や縦空間のレイアウトが上手になされていて、とても勉強になりました。

　そして、そんな中でもっとも気になるのがお値段です！



　じゃーん！！長尾五丁目というのは、西鉄バス「神松寺二丁目」から徒歩2分くらい。電車だと地下鉄・六本松駅からバスで15分くらいのところです。天神からタクシーでもちょうど二千円くらいの距離です。近所にはスーパーや銀行もあり、家族向けの生活環境として、また学区としても人気があります。そんな場所の戸建で、内装などもオシャレに仕上がっているこちらの戸建、お値段が2,880万円。うーん、かなり安い！

　最近の戸建は土地価格の上昇や建築資材価格のアップなどもあり、全般に上昇傾向です。その中で、この場所で3,000万円を切る値段は「企業努力されているな」と思いました。その理由を社長に聞いてみたところ・・・

・資材メーカーから大手並みの低価格で仕入れている
・土地が変形した形状だったので、手頃な値段だった
・大手と違い人件費や広告宣伝費などをかけていない
・デザインなども自社でしていて、アウトソーシング費が少ない

　このような理由から、近隣相場と比較すると1割程安い価格で提供できたそうです。日本の住宅メーカーが一番売りたい物件（利幅が大きい）は、「山林や原野などを宅地開発して、指定した仕様で戸建を建ててもらう」スタイルです。いわゆる「△△団地」とか「△△台」などの名前がついて売り出される「建築条件付き造成地」がもっとも利幅の大きなビジネスです。

　一方で注文住宅となるとどうしてもデザイン費などが発生して上物（建物）価格が高くなるので、結果として「△△団地」的な住宅地の方が売れてしまうことになりがちです。今回のNLDホームさんは、両方の良いところをマッチングして作られた仕様になっているので「おしゃれで便利だけど、価格も安い」という物件に仕上がっています。もちろん、そのために重要な「住む人に訴えかけるデザイン」の感度を、しっかりと社長が把握されていることがポイントだと感じました。


　さてさて、ちょっと内容が固くなってきましたが（笑）、これまでもはぴりの！では「人口減少が確実な日本では、昔のような発想で『立地の良くない家』を買うと、将来、売ることも貸すことも出来ない困った資産になる」とお話しさせて頂いています。

　特に戸建の場合、資産価値は主に「土地」です。地価が上昇するエリアはいいのですが、人口が減ればほとんどの場所では地価が下がります。さらに「建物」自体は経年に伴いどんどん資産価値が減少する訳ですから、購入20年後には資産価値は「土地」部分だけになります。

　その時に「使い勝手のいい資産」となる場所かそうでないか…をよく見極めとおかないと、子どもに大切なマイホームを相続させても「親からせっかく貰った資産だけど、ちょっと困っちゃうね」と言われることになってしまいます。

　もちろんマイホームは「資産価値」だけではなく、プライスレスな「家族が集う場」としての役割をもっています。ですので、お金に余裕がある方であれば将来のことをあまり不安視されずマイホームを選ばれていいと思うのですが、「せっかくのお金は有効に使いたいし、高いマイホームだからこそ失敗したくない」と考えられているのであれば、なにより『立地』を意識した方がいい…と思うのです。

　戸建とマンションでは基本的な「求める部分」が違うとは思いますが、どちらの場合でも立地を重視しておけば「将来の生活にプラスになる」ことだけは間違いないと思います。


　NLDホームさんの「長尾五丁目戸建」。すでに申し込みは入っているそうですが、まだ確定ではないようですし、今後も同様の戸建を販売されていく予定もあるとの♪ご興味のある方はNLDさんのホームページをご覧になってみて下さいね。