2024.03.11
玄関を開けると、ギャラリーのような空間が広がる。真っ白なキャンバスに無限の可能性を感じるように、使い方も自由自在。
好きなアートを飾ったり、自転車整備に使ったり。暮らしにゆとりを生むスペースだ。
シンプルな空間を実現するために、宅内は基本的に直線でデザインされている。
照明器具一つひとつにもこだわり、ムダを省いたノイズレスな空間を実現。
直線をモチーフにしながらも、キッチンカウンターはゆるやかなR壁を造作。
モクジファニチャー製スツールの背もたれ部分と併せて、空間に優しさを与えている。
バルコニー側全面に配したカーテンも、美術館のような上質な空間作りに一役買っている。
照明器具はヴィルヘルム・ウォラートがデザインした、ルイスポールセンのペンダントライト。
直線をベースにしたノイズレスな空間にふさわしいキッチンを選定。加熱機器もできるだけ主張の少ない製品を採用。
キッチンの床は天然素材を由来とするリノリウムを配し、環境にも配慮している。
本宅に設置している家具は、熊本のアスターが運営するCONCEPT STORE A.で選定。
空間のクオリティはリノベーションだけでなく、家具やインテリアによって大きく高まる。
寝室はリビングと一体で使えるようレイアウト。
肌触りの良いカーペットは川島織物製。天然素材の風合いと機能性を両立。
宅内はクロスを使用せず、全て塗装仕上げとすることで、ノイズレスな空間を実現。
天井と側面で、塗料の配合を変化させて、照明の映り込みを最適化。巾木も設置していない。
本宅に暮らす方が、好きな家具やアートを置いて空間作りを楽しめることを意識。
きやびやかな高級感ではなく、ありそうでなかった「プレミアムな空間」を目指したモデルルームとなった。
Model room project #5