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【ワンストップで考える_33】マイホームは賃貸か、購入か?

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相談会にご来場のお客さまから「家を買ったほうがよいか?それとも、賃貸がよいか?」と聞かれる機会が増えてきました。

どちらかと言うと、これまで「賃貸でいいかな」と思っておられた方が、物価高騰が続く中で「もしかしたら、買った方がいいのかも」と悩まれているように感じられます。もちろん、当社の回答は「どちらでも構いません」です。

購入を考えられている方の年収や預貯金、年齢、将来の人生プランなどを元に「いくらの予算が適切か」のアドバイスはできますが、その上で「購入するか、賃貸にするのか」は、それぞれのお客さまの自由です。

それでも、人口増が続く福岡都市圏にお住まいの方へアドハイスするならば「定年後の暮らしを、どのように考えるか」がポイントとなります。

下記イラストにも記載しているように、定年後も賃貸に住み続ける方であれば、持ち家の方より2,000万円多く貯金しておく必要があります。逆に、定年後に実家へ戻る方や海外へ移住する方など、住む場所に不安がない方は、好きな賃貸に暮らしつつ、持ち家の方と同程度の貯蓄で構いません。


ちなみに、この考え方は社宅の方にも当てはまります。社宅だと住居費はかなり少なく済みますが、その余力を生活費や遊興費に使っては意味がありません。持ち家の人より、余計に貯蓄を励む必要があるわけです。

もう一つのポイントが、これからの「物価変動をどう考えるのか」です。

まずはマイホームのことではなく、皆さんが普段使っているスーパーマーケットでの買い物をイメージしてください。これから、その店舗で売られている食材や日用品の価格はどうなっていくでしょう。上がる、現状維持、下がるのいずれかで予想してください。

答えを決めた上で、次の質問です。

続いて、不動産価格はどうでしょう。物件価格は上がる、現状維持、それとも、下がるでしょうか。ここで、スーパーマーケットと不動産の価格変化の予想が「同じ」だった方へのアドバイスは下記の通りです。

・上がると思った人は、(生活雑貨も不動産も)早く買ったほうがいいでしょう
・現場維持と思った人は、(生活雑貨も不動産も)買っても買わなくてもいいでしょう
・下がると思った人は、(生活雑貨も不動産も)できるだけ待ったほうがいいでしょう

一方で「スーパーマーケットの価格は上がるけれど、不動産は下がる」と答えた方は、厳しい意見ながら「現実と向き合えていない(マイホーム探しが難航する)タイプ」かもしれません。

社会全体がインフレとなり、その中でも特に福岡都市圏という人口増が続くエリアにおいて、他の製品やサービスは上昇するのに、どうして不動産価格だけは下がるのでしょうか。インフレになれば自然と土地は価格が上がるはずですし、建築費もアップします。

論理ではなく、感情として「下がって欲しい」というインセンティブが働いた結果だと考えられます。

さらに付け加えておくと、社会全体でこのままインフレが進んだ場合、現金と不動産の実質価値には大きな差が出ます。ご存知のように「デフレに強いのは現金で、インフレに強いのは現物資産(不動産や金など)や有価証券」です。


仮に日本で年3%のインフレが続くと、現在3,000万円で購入できる不動産は、10年後には4,031万円でなければ買えなくなります。仮に、その不動産自体のニーズが高まると、さらに高額となるわけです。

この30年、日本は世界有数のデフレ経済が続いたことで、企業も消費者も「価格は変化しない(または下がる)」ことに慣れすぎていますが、最新のデータは、明らかに「日本においてもさらに物価は上がる」ことを指し示しています。

最後に「インフレになると借金は(実質的に)減る」ので、貯金をしている人より借金をしている人の方がメリットを受ける時代となります。

つまり、住宅ローンを借りている人にとっては、所有している不動産価値が上がるだけでなく、借金の実質負担が減ることにもなります。実際、団塊世代の人たちは、こういう時代背景の中で不動産を増やし、資産を形成してきた訳です。

少し難しくなってきましたが、こういう時代だからこそ「どのような不動産を購入すべきか」が、以前より大事になっています。

具体的なアドバイスについては、当社の「初めてのマイホーム探し相談会」にて承ります。私たちはぴりの!は皆さまの予算に合った「ムリのないマイホーム選び」をご提案させていただきますので、どうぞ安心してご来場ください。

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