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【ワンストップで考える_36】リノベ会社の選び方

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リノベーションという言葉は、すでに多くの方に知られています。だからこそ、巷ではさまざまな「リノベーション」があふれています。そんなリノベーションに関わる事業者の特徴と選び方を、セグメント別にお伝えしたいと思います。

そもそも、リノベーションという言葉を使うのは、なにも建設業者だけではありません。不動産業者でも日常的に使います。大別すると、下記のようになります。


(1)不動産事業者
中古物件の売買時に「リノベーション向き物件」とか「リノベーション済み物件」などとして販売しています。まれに自社内に工事部門もありますが、ほとんどの場合は設備交換やクロスの張り替えなどが中心で、リノベーションの実務には不慣れです。

(2)ハウスメーカーや家電量販店
大手ハウスメーカーでは、外壁塗装やアフターメンテナンスなどをグループ会社に委託していることが多いようです。それらの会社も、最近はリノベーションを打ち出しています。また、ヤマダ電機やイオンなどのリフォームコーナーでもリノベ相談を受け付けていますが、デザイン性の高いリノベは不慣れな店舗が多いようです。

(3)リフォーム会社、工務店
工事経験は豊富ですし、金額自体は安くなることが多いようです。ただし、設備交換や補修が中心のため、プランナーやデザイナーの知識と経験が必要とされるような「デザイン性の高いリノベーション」は苦手かもしれません。また、図面作成やファイナンスのサポートも不慣れな会社が多いようです。

(4)リノベーション会社
まだまだ数は多くありませんが、リノベーションに特化した建設系の会社です。リノベでは工事費が1,000万円を超えることが一般的ですので、トイレや給湯器だけの交換、畳の張り替えなど単体工事は苦手なことが多いようです。一部では、リノベ会社と表記しながらも、不動産やリフォーム中心の会社も見受けられるので確認が必要です。

(5)設計事務所
新築を含め、デザインに特化した設計を得意としているので、ハイグレードかつ検討時間を長く確保できる方におすすめです。ただし、工事費とは別に設計料がかかるため、トータル金額は高くなります。また、設計力と工事の監修スキルは別物なので、その点も注意が必要です。


工事費を抑えたい場合、工務店や地域に根付いたリフォーム会社が候補となります。ただし、大工さんのスキルに問題はなかったとしても、リノベーションらしい設計やプランニングには不慣れであったり、書類や図面作成、アフターサービスに不安が残る場合もあります。

こだわりを持った家づくりを希望される場合、高額帯を得意としているリノベ会社や設計事務所が候補となります。ただし、そういった事業者の場合、マンションであっても工事の平米単価は25万円超え(80平米のお宅で2,000万円以上)が一般的です。一生住む前提ではなく「いまのところは、こういうデザインの家に住みたい」くらいの「資金と時間にゆとりを持てる方」におすすめです。

マイホーム購入とリノベをセットで検討されている方であれば、銀行や売主とのスケジュール調整にも慣れているワンストップ系のリノベ会社がよいでしょう。ただし、ワンストップが可能と言いつつも、実務経験が少ない会社もあります。自社の施工例(グループ会社の施工例を掲示している場合もあります)と、日頃の仲介実績などを確認しておくと良いでしょう。

ハウスメーカー系や大手のリフォーム会社は、規模が大きいことによる安心感が強みです。ただし、金額は地場の会社と比べて高めです。また、年齢層の高いお客さまが中心のため、トレンド感のあるデザインやメーカー製品以外の商材選定は苦手なようです。会社よりも、担当者の実力や相性によって満足感が変わる傾向が見受けられます。

その上で、結局のところ「どの会社がいいのか」という質問に対してですが、残念ながら「あなたにはココがおすすめ!」というような絶対的な指針はありません。ご自身の予算や考え方によってベストな相手が違いますし、担当者との相性もあるからです。

選定される物件特性、叶えたい空間のデザイン、予算感、ご自身の性格などを総合的に勘案して、自分にマッチしたリノベ会社を選ぶようにしましょう。ご不安な方は、まずは当社の相談会にご参加ください。より具体的なポイントをお伝えさせていただきます。



 

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