社会全体の持続的発展と環境負荷について、私たちはこう考えます。リノベーションは新築の対局としてではなく、すべての新築に必要な行為なのだと。New Normalなモデルルームで、暮らし方の新しいスタンダードを体感してください。
PROJECT DIARY
プロジェクト日記

2022.09.08 (Thu)

PROJECT DIARY Vol.5

フルスケルトンの現場で打ち合わせ

予定通り8月末に解体工事が終わり、現場は天井・壁・床等のコンクリートや配管がすべて剥き出しになった、いわゆるフルスケルトンの状態になっています。

そんな解体後の現場に、リノベエステイトとはぴりの!のメンバーが集結し、打ち合わせをおこないました。

48年ぶりにお目見えした躯体コンクリートたち。

これをただ古いと感じるのか、それともヴィンテージにしか出せない風合いをクールと感じるのかは人それぞれですが、当ページをご覧になっているリノベ好きの方々はおそらく後者ではないでしょうか。

洋服でも家具でもヴィンテージ風に加工されたものがありますが、やはり時を重ねた本物には勝てません。この48年物の躯体コンクリートたちが意匠に活かされるのかどうかは完成後のお楽しみですね。

ちなみに、当プロジェクトで施工管理をおこなう、はぴりの!のリノベーション事業部長によると、築年数の割に物件の状態は良いそうです。

リノベーションは実際に解体してみないとわからない点が難しいと言われますが、今回の現場で何か想定外のことはあったのでしょうか?

「想定外という程のことはありませんでした。これまでに壁式構造の団地をリノベした経験が何度もあるので、解体する前から大体想定できていました」(はぴりの!リノベーション事業部長)。やはり経験がものを言うんですね。

メンバー全員で図面どおり工事が進められるかどうか、一か所ずつ確認し、壁の位置や天井の高さ、配管の取り回しなどを決定していきます。この作業を「墨出し」といいます。

「解体してみて分かったのは、思った以上に空間が広かったことです。団地なのでもっとギリギリにつくってあるのかなと思っていましたが、天井も床下も余裕があって、いろいろと出来そうだなと感じました」(リノベエステイト小西さん)

今回のリノベーションはお客様から依頼された家づくりではなく、はぴりの!とリノベエステイトのモデルルームづくりということもあり、「ここは露出配管でいこう」「両開きの扉が難しいならロールスクリーンを使おう」「スペース確保のためにキッチンサイズを10cmカットしよう」という風に、その場でアイデアを出しながら柔軟に変更していく様子が印象的でした。

ひととおりの墨出しと打ち合わせが完了し、この日は終了となりました。この後いよいよ、リノベーション工事がスタートします。

記事を書いている人

福岡市在住のフリーランスWEBデザイナー。
自らも築40年の中古マンションを購入してリノベーションした経験あり。

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