
2022.11.12 (Sat)
PROJECT DIARY Vol.8
現在、ワーケーションハウスの現場では、床・天井・壁を組む「大工工事」が進められています。
各部屋を仕切る壁が出来たことで、間取りをイメージできる状態になってきました。
壁と天井には、ぎっしりと断熱材が貼られています。
大工さんがカットした断熱材を、組み上げた木枠の中にひとつひとつはめ込んでいきます。これだけの量の断熱材を使用するケースはあまり無いそうです。
「この現場はすごいですよ。外側の壁に断熱材を入れて、その上に下地を入れて、さらにもう1枚断熱材を重ねています。かなり温かくなるでしょうね」と大工さん。
リノベエステイト代表の松山さんが「最高レベルを目指す」と宣言していたとおり、非常に断熱性能の高い家になりそうです。
家の中で最も熱が逃げやすい窓は、すべて「二重窓」にします。断熱性の向上はもちろん、遮音性も高まります。
上の写真を見ると、インナーサッシを取り付けるための「隙間」をつくっていることが分かると思います。
上の写真はSOHOスペースです。
一見、普通の窓のように見えますが・・・
実は掃き出し窓の前面に、腰の高さまでの壁が造作されています。
当然、ベランダへの出入りは出来なくなりますが、壁をつくることでデスクやベッドが置きやすくなるというわけです。(ちなみにリビングから、ベランダへの出入りが可能です)
窓の前面に壁をつくってしまうなんて、リノベエステイトさんならではの大胆でユニークな発想ですよね。
この日、作業をしていた大工さんは新築もリノベーションもどちらも工事経験のある方で、すこし話を聞いてみると、リノベーション工事のほうが大変で、新築の約2倍の時間がかかると言っていました。
素人からすると、ゼロからつくる新築のほうが大変だと思いがちですが、実は既存のものを活かすリノベーション工事のほうが、難易度が高いんですね。
現在、大工工事は70%ほど進行していて、それが完了した後はクロスや床材を貼っていく「内装工事」がスタートするそうです。進捗は、またプロジェクト日記でお伝えしていく予定です。
記事を書いている人
福岡市在住のフリーランスWEBデザイナー。
自らも築40年の中古マンションを購入してリノベーションした経験あり。