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「フローリング」の基礎知識

当社で改装されるお客さまはトイレや洗面台だけを交換する「リフォーム」ではなく、お家の間取り全体を更新される「リノベーション」の割合が高いのが特徴です。

そんなリノベーション工事において、お客さまが高い興味を示されるのが「フローリングの素材と工法」です。

まずはフローリングの素材です。ご存知の方も多いと思いますが、大別すると「合板」と「無垢」に分けられます。



出典 ▶︎ http://www.auro.co.jp/purpose/floor.html(自然塗料auroさんのHP)

日本の住宅で一般的なのは「合板フローリング」です。あるメーカーがキャッチコピーで「本物以上の質感」とうたっていたことがありますが、実際にそう言っても過言ではないような質感を誇る商品もあります。

特徴はお手入れのしやすさと安定した品質、また我々施工業者にとっての取り回しの良さです。価格は実際のところ「ピンキリ」ですので、安いものだと平米2千円台の商品もありますし、高価なものだと1万円を超えるようなものもあります。

はぴりの!ではサンワカンパニーなどで無垢フローリングをご紹介することが多いのですが、全ての方に「無垢がいい」と考えている訳ではありません。ご家族構成や生活スタイル(例えばペットとの共生や、要介護者や車椅子を利用されるご家族がおられる場合など)によっては「無垢よりも合板にされた方がいい」場合もあります。

ちなみに無垢フローリングの特徴は素肌に触れた時の肌触りの良さ(ベタベタしない質感)と、湿度の調整力です。

ただし、実際にはどちらの商品にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、お客さまの生活スタイルと考え方によって、お好みのフローリングを選ばれると良いと思います。

また、フローリング選びのもう一つのポイントが「工法」です。



上記のエイダイさんの資料にも記載されているように、マンションの場合は大別すると「直張り」と「二重床(下地を組んだ床)」に分けられます。

遮音や断熱、また配線スペースを確保するためにもできればリノベーションする際に「二重床」にされることをオススメしたいのですが、天井高や予算の関係上、直張りをご提案することもあります。

ただし、その際でも注意が必要なのは「すでにクッション性がある直張りフローリング」を貼ってある上に「さらにクッション性のある直張りフローリングを貼ることはできない」ということです。床面のクッション性が強過ぎて家具などが安定しないだけでなく、自分自身が歩いた時にも違和感を感じることになります。

 



 

続いて戸建の場合です。戸建には「直張り」という発想は(基本的には)ありません。多くの戸建て採用されているのが「根太工法」です。強度的にはこれで十分な強さを持ちますが、床下からの冷気や湿気対策を強化したい場合には、根太とフローリングの間に「捨て貼り」を1枚追加するとより効果が増します。

まれに、既存床をベース(下地)として、その上にマンション同様に「上貼り」をする場合もあります。その場合は既存床が「捨て貼り」の素材として機能することになりますが、床の厚みが変化することに伴って既存建具の開閉に支障がでる場合があるので注意が必要です。

 



実際には、フローリングの工法や素材選びで「絶対的にこっちの方がいい!」と断言できる指標はありません。もちろん私たちも現地の状況に応じてアドバイスはさせて頂くものの、最終的にはお客さんの予算と好みに応じてお好きな素材と工法を選定されればいいと思います。

ちなみに、福岡にあるメーカーだとウッドワンやサンワカンパニーのショールームでは、無垢フローリングと合板フローリングを多数比較することができますので、ご興味がある方は違いを体感してみてくださいね。



 

ちなみに通販サイトでは「無垢」なのに「直貼り」ができる珍しいタイプのフローリングも販売されています。様々な選択肢の中で、ご自分にあった商品選びをされるヒントにされてみてください。

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