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中古マンションでも「オール電化」が選べる社会

急速な「人口減少」時代に入った日本では、必然的に住宅が「余る」ことになります。そこで、2016年に国土交通省がまとめた「住生活基本計画」では、2015年の時点で7兆円だった国内リフォーム市場を、2025年までに12兆円へ増大させることを目標としています。


同時に、既存住宅(いわゆる「中古住宅」)の市場規模(いわゆる「中古売買」)についても、2015年の実績を10年後には倍増することが目指されています。つまり、国は今後の社会基盤となるマイホームのあり方を「新築から中古へ」移行させていく方向性を持っていることが見て取れます。

実は、先進国のほとんどで住宅産業はその方向(既存住宅の活用と新築の抑制)に進んでおり、日本だけが特殊と言う訳ではありません。これからの日本が低炭素社会、サスティナブルな社会を目指す上では「当然」の流れと言えるでしょう。


このような流れの中で、新築の住宅着工数は大きく減少することが見込まれています。2017年度に97万戸だった着工数は、2030年度にはなんと55万戸(43%減/市場規模としてほぼ半減)になることが予想されているんです。


そんな中、2013年時点で全国にはマンションのストックは603万戸存在し、その内リノベーションの対象となる築20以上の物件が2020年だと429万戸、2030年には577万戸へと増加すると言われています。

私たちが住む福岡都市圏、北九州都市圏にも多くの築20年以上のマンションがあり、これからも生活の基盤として活用されていくことが予想されています。とは言え、内部が昭和時代のままでは住みにくいのも事実。ここで、リノベーションの出番がやってきます。

 

そして、そんなタイミングに合わせて、これからは「中古マンションでもオール電化」を検討してみてはいかがでしょう?


 

実は、これまで既存マンションのオール電化は「難しい」のが常識でした。その理由として挙げられている主な要因をご紹介します。

・建物自体の電力幹線容量が不足している→技術的な視点での「共用部含む配線のリプレイス」はそれほど難しくありません。

・専有部内に「貯水タンク」や「ヒートポンプ」を置くスペースがない→フルリノベーションする際に、それらのスペースを確保することはそれほど難しくありません。

・専有部内の配電や配管に不足がある→フルリノベーションするのであれば、そもそも配線などは更新予定なので改修できます。

・費用的な部分→給湯器など設備の価格差はあるものの、フルリノベーション工事であれば工事費自体に大きな差はありません。

・管理組合から了解が得られない→技術的な視点だけでなく、感情論(「これまで断ってきた」とか「私は不足を感じない」という主観に基づく判断)が絡むと難しいのは事実です。

 

こういう事情が主な原因として挙げられますが、さらに突っ込んだホンネでは「管理組合との調整は面倒だから、“最初から中古マンションのオール電化は出来ないと答えておこう”とリフォーム業者がハンドリングしている」と言う理由もあるのでは・・・と、私たちは考えています。

 



 

そこで、私たちは自社の実績を元に「既存マンションのオール電化」を実現する際の課題と、その解決方法を話し合いました。ここまで書いておきながら・・・ですが、私たちは決して「オール電化が一番いい!」と推奨している訳ではありません。

自動車メーカーが昨年から急速にEV化を進めていることでも分かるように、社会全体が低炭素化、エネルギー効率の見直しなどを進めています。また、IoT(Internet of Things)時代の到来が目前となり、生活の全てが情報端末とつながる時代に、築20年を超えているマンションでも社会の基盤として活用されることは「当たり前」だと思っています。

例えば「築30年を超えているから、エアコンは2台同時に使えない」とか、「築20年を超えているので、MEMS(マンション内の電力を効率よく使うための管理システム)がつけられない」とか、「車に乗っている人が少ないから、EV充電設備を置く必要がない」というようなマンションの資産価値はどうしても下がっていくことになります。

 


 

電力の販売が自由化されて新電力が急成長し、九州電力の発送電部門が分離される時代、マンションに暮らす生活者が「電力」であっても「ガス」であっても自分の意思で自由に選択でき、最先端の利便性を享受できる社会の実現を目指すのは、住宅に関わる仕事に取り組むはぴりの!として、当たり前だと感じています。

たからこそ「既存マンションでも、希望があればオール電化に対応できる社会」を実現したいと考え、今年からその取り組みを強化させて頂くことになりました。



上記の特設ページに、もう少し詳しく「オール電化」について解説しています。お住まいになる方たちの家族構成や必要な電力容量など、条件次第で「最適な答え」は当然異なります。それでも、これまでのように「中古マンションのオール電化は出来ませんよ」ではなく、「条件はありますが、中古マンションでもオール電化に出来ますよ」とリフォーム業界が考えを進化させていくためにも、私たちなりの最初の一歩にしたいと考えています。

スタート企画として、ちょっとお得なプレゼント(IH調理器のサービス)もご用意していますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

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