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住宅設備の「価格」はどうして分かりにくいの?

キッチンやお風呂などの住宅設備メーカーは、素敵なショールームを各地にオープンされています。ショールームでは最新の設備がたくさん展示されていて、とってもワクワクする時間を過ごすことができます。


お客さまがショールームで設備を選ぶ際、もちろんデザインや機能性も大切ですが、それと同じくらい「価格」も重視されるのではないでしょうか。しかし、その場で見積りを作成してもらったとしても、ショールームではお客さまに対して「定価」しか教えてくれません。

実際に商品を購入される時の「実売価格」と「定価」は大きく異なります。そこで今回は、定価と実売価格の見比べ方を簡単に学んでみましょう。

例えばLIXILの場合、一般的には下記の3グレードのキッチンから選ばれる方がほとんどです。

ハイクラス : リシェル(大人気のセラミックトップが選べるだけでなく、選択肢も多い「家具仕様」のキッチン)

ミドルクラス : アレスタ(実用性とデザイン性を高いレベルで両立した「選んで失敗のない」キッチン)

スタンダード : シエラ(コスパを高めながらも、機能性もしっかりクリアした「普遍的」なキッチン)

 



例えばハイクラスのリシェルSIのキッチンでも、上記のようなシンプルなプランであればキッチン部分のメーカー定価は106万円です。



続いて、ミドルクラスのアレスタですが、こちらの写真通りの仕様で115万円。高価な面材を使っているために価格が上がっていますが、これならリシェルの方がいいかな・・・という気がしちゃいますね。



さらに、こちらがスタンダードタイプのシエラですが、なんとメーカー定価はリシェルと同一の106万円。なんだか、どれも一緒の価格で「???」と不思議に見えてきちゃいます。

 

しかし、メーカー定価はほぼ同じですが、実際の価格は大きく異なります。お客さまが選択する食洗機やレンジフード、扉の色、その他の細かなグレードによって「実際の割引率」は異なるものの、一般的には下記のような割引で購入される方が多いようです。

・リシェル 20〜30%OFF(参考値として25%OFFを設定)

・アレスタ 40〜50%OFF(参考値として45%OFFを設定)

・シエラ 50〜60%OFF(参考値として55%OFFを設定)

 

そして、上記の「参考値」を当てはめてみると、実売価格は下記のようになります。

・106万円のリシェル → 79.5万円

・115万円のアレスタ → 63.3万円

・106万円のシエラ → 47.7万円

 

あら不思議。やっぱり、スタンダードタイプがかなりお安くなっちゃいました。このように、ほぼ全てのメーカーは「グレード」と「選ぶ仕様」によって実売価格は大きく変化します。

また、ハイグレードなキッチンの方が「施工費」もアップしていくことが多いので、やっぱり「グレードを上げたら、価格も上がる」と思われていた方が間違いなさそうです。

 

ご存知のように、中にはIKEAやサンワカンパニーのような「ワンプライス制」のメーカーもありますが、いわゆる大手の住宅設備メーカー(Panasonic、LIXIL、TOTOなど)は、すべて「ショールームでは定価しか教えてくれないビジネスモデル」になっています。

ですので、ショールームを見学する際は「自分の好みを反映した商品を選ぶ」という視点だけでなく、「予算の見当をつけながら商品を選ぶ」という考え方も大切になってくるんです。


また、設備の移設を伴うリノベーションの場合、現場の状況次第で工賃が上下します。そのため、結果的には私たちのようなプロと一緒にショールームを見て回る方が、コスト削減につながるだけでなく、デザインの統一感も高められるのではないか…と思います。

 

住宅設備の選定方法についてより深く学ばれたい方は、当社のイベントにお越しください。マイホーム探しからスタートされる「ワンストップ」の方だけでなく、リフォームやリノベーションをお考えのお客さまも大歓迎です。皆さまのご来場、心よりお待ちしています。

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