マンションがいいか、戸建てがいいか、
これはマイホーム永遠のテーマですね。
田中さんご夫婦もどちらがいいか、悩んでいるみたいです。
子どもの頃から広い家で育ったので、
やっぱり戸建てが希望です。
駐車場が複数台確保できて、
管理費や修繕積立金がいらないのも
メリットだと思っています。
確かに、子育て中は
戸建てのメリットがたくさん感じられますよね。
ただし、管理費や修繕積立金は不要でも、
外壁塗装や植木の手入れなどで
10年に一度、150~200万円くらいの
メンテナンス費がかかるのはご存知ですか?
小さなお子さんがいる世代では、住宅ローンを35年で組む方が多いのですが、実際に子どもに「個室」が必要なのは中学生から高校生の6年間、仮に大学まで進学したとしても10年程度です。
住宅ローンは35年間の支払いがあります。将来子どもが家を出て夫婦ふたりになった時、2階建ての5LDKは本当に住みやすいでしょうか?そこをしっかりと考えておく必要があります。
また近い将来、日本の人口は2割ほど減ると予想されています。将来の家族構成と周辺環境についてもきちんと想像した上で、家選びをすることが大切です。
マンションだとセキュリティや立地は安心なんですが、
子どもの足音が下の階に迷惑をかけそうで気になってます。
以前は評価が低かった1階ですが、
いまでは人気が上がっているんです。
リノベーションで遮音対策をすることも出来ますが、
子どもをのびのびと育てるには1階だけでなく、
下の階が駐車場になっている2階部分もオススメです。
マンションの最大のメリットは「立地」です。人口が減ったとしても、人気の駅から「徒歩5分以内」にあるような物件であれば、高い資産性が維持できます。
マイホームは一生に一度の買い物で、失敗できないと思うからこそ、どうしても考え込んでしまいますが、実は「コストコントロール」さえできていれば、売却や買い替えもそれほど難しいことではありません。
これからの時代、昭和のような「人口増に伴う需要の拡大」は見込めません。だからこそ、戸建でもマンションでも、自分が70代になった時にも地域のコミュニティがしっかりと存在していて、売却または賃貸として活用できるニーズがあるかどうかの見極めが大切です。
最初から戸建てかマンションかで悩むのではなく
「自分がどこで、どんな生活がしたいのか」を意識して、
選択をした方がいいのかもしれませんね。
戸建てにもマンションにも、
もっと言うと新築と中古にも
それぞれのメリットとデメリットがあります。
現実的すぎるかもしれませんが、
無理のない資金計画を最優先して、
立地や物件について長いスパンで考えることが、
大切なのではないかと思います。