ウチには5歳の女の子と3歳の男の子がいるので、
子どもたちが勉強できる広いリビングが欲しいのと、
あとは玄関土間も作りたいんです。
それぞれの個室も必要だから、
間取りは3LDKがいいかな、と思ってます。
いまご検討中の78㎡のマンションで、
個室3部屋と土間を確保すると、
どうしてもリビングにしわ寄せがいってしまいます。
子どもさんのお部屋が必要なのは、
7年後から15年後までのおよそ10年間です。
子どもさんのお部屋を
ロフト仕上げにすることで、
その他の空間を最大化しませんか?
理想の間取りを作り上げていくためには、時間軸を意識したプランニングが必要です。まず最初に、いまの暮らしぶりだけでなく、10年後、20年後、30年後の生活をイメージしてください。
その中で「ずっと大切にしたい空間」をまずは配置して、同時にスッキリと心地よく暮らすために必須な「収納空間」を確保することがポイントです。
その上で家族みんながくつろげる空間と、それぞれのプライベート空間をバランスよくレイアウトして、無理のない家事動線とちょっとした遊びの箇所を配置すれば、オンリーワンのマイホームが完成するはずです。
リノベーションの雑誌を見ていたら、
すごく個性的で斬新な間取りの家を見つけたんです。
こんな間取りにできたらいいなあと思っているんですが。
技術的にも予算的にも可能だとは思いますが、
あまりにも個性的すぎる家にしてしまうと、
10年後、20年後、年齢を重ねたときに、
暮らしづらさを感じる家になるかもしれません。
マイホーム購入の時は100万円単位の予算感覚になるため、つい「10万円のお風呂テレビも入れておこうか」などとなってしまいがちですが、それは本当に必要でしょうか?
メーカーのショールームには、最新設備がたくさん揃っています。しかし、これだけ進歩した現代の工業化社会において、昨年と今年の新製品の「差」は一体どの程度あるのでしょう。また、それらを10年、20年と使用した時に「導入しておいてよかった」と思える製品が、どれだけあるのでしょうか。
リノベーションの時にしか導入しにくい断熱工事や床暖房と、住んだ後でも設置可能なお風呂テレビを対比して頂くと分かりやすい気がします。
すべての基準をコストに結びつけるのはいかがなものか・・・とも思いますが、それでもやはり「コスト」と「満足度」は長期的な視点で検証されることをおすすめします。
確かに将来、年をとった自分が暮らしやすくて、
違和感を感じないか・・・という視点は大切ですね。
若い頃に着ていた洋服が似合わなくなったように、
30年後の私でも無理なく暮らせる間取りや、
設備にしておいた方が良さそうですね。
クロスやちょっとしたアクセサリーなどは、
将来簡単に変えることができるので
「いまの好み」に合わせても良いと思います。
ですが、間取りや高価な設備については、
将来の生活、もっと言えば「売ったり貸したり」
する時のことまで意識しておくと、
結果的にバランスの良い家になるのではないでしょうか。