どんな風にリノベをするか考えはじめた田中さんご夫婦。
どんどん夢が広がっているようですが、実現できるのでしょうか?
いよいよ想定物件が絞られてきました。
せっかくだからお風呂は
ドーンと大きくして窓際に移動したいのと、
窓のサッシ自体も古いので、窓枠ごと交換して
ペアガラスにしたいと思っているんです。
ペアガラスは人気ですよね。
まだ解体前なので二つとも実現できるかは
現時点では不明です。
お風呂を移動するためには
配管の傾斜を確保する「床下の深さ」が必要で、
サッシ枠の交換には管理組合の了解が必要になります。
お調べしますね。
リノベーションでは大抵のプランニングを実現することができますが、それでも3つのチェックポイントがあります。
まずは「技術的に可能か」という点です。特にマンションの場合、リノベーションで改修できるのは専有部分だけですので、その中で配管や設備などを具体的に設置できるかが1つ目のポイントです。
次は建築基準法や管理組合などの「ルールに合致しているか」という点です。技術的には可能でも、様々なルールで禁止されている場合、私たちは施工できません。
そして最後が「予算内で可能か」という点です。これらを一つずつクリアしていくことで、理想のお家を実現していくことになります。
私が最終候補として気になっているのは戸建なんですが、
耐震補強や断熱の追加、それにサンルーフの増築なども
お願いできるのでしょうか?
もちろん可能です。
戸建はマンションよりも
さらに自由にリノベできるのが魅力ですよね。
ただし、それぞれに予算が必要となってきますので、
マンションと比べてリノベーション費用がかなりアップします。
また、設計図や使用部材に関する資料がない場合、
元図面の作成費や地盤調査費、
建築確認申請費なども必要となる可能性があります。
戸建のリノベーションでは、ベースとなる内装部分の工事費だけで1,000万円を超えることは珍しくありません。そこに外壁塗装、庭の手入れ、玄関ドアや窓サッシの交換を足すと、特別なグレードにしなくても1,500万円規模になることはあり得ます。
しかし、上記の考え方は「好きなリノベを積み上げていった場合」の予算組み方式です。この考え方だとどうしても金額が上振れしていくので、私たちは別のアプローチとして「お客様の予算内で出来るプランをご提案する」こともあります。
その場合、お客さまのご要望をお聞きした上で、私たちが「経験に基づいたバランス感覚」を発揮し、リノベーションに優先順位をつけてご提案させて頂きます。
コスト管理を徹底することで、満足度の高い家が完成します。そのためには物件費、リノベーション費、諸経費を併せた最適な予算組みを考える必要があります。これを実現できるのが「ワンストップサービス」の最大の特徴と言えるのではないでしょうか。
物件が決まったことで、
つい気持ちが大きくなっていましたが、
全体の予算から「物件+リノベーション」を
考えないといけませんね。
リノベーションの内装やテイストに関しては、
お客さまの希望を元に対応させて頂きます。
IKEAテイストでも、アイアンを活用した西海岸風でも、
無垢材をベースにしたナチュラル系でもOKです。
もちろん内装のデザインも大切ですが、
それよりも「物件選び」と「予算組み」を重視することが、
「将来の生活を支える家づくり」には大切なんです。