当社の新しいモデルルームとして改装中のマンションで、床や壁を解体してみたところとっても珍しいキノコを発見しました。
躯体の床からニョキニョキと生えているこちらは、通称「スラブウメコミ式デンキコンセント」です。まるで水族館の人気者「チンアナゴ」のようですね。
こちらも同じ種類に見えるのですが、実はフローリングの下部で茎状につながっている「ユカシタハイカン型ガスコンセント」です。こちらは、壁の中にこっそりと隠れていたのですが、解体に伴ってその全容が明らかとなりました。
もちろん、どちらも本当の竹やキノコではありませんが、日が落ちかけた現場で撮影している時に、なんとなくキノコっぽく見えて面白かったので、このようにご紹介させて頂きました。
3月31日から解体がスタートした当社の新モデルルームですが、およそ2週間でこんなにもスッキリと解体が終了しました。
【解体前】
【解体後】
ほぼ同じアングルでの写真です。カメラが違うので同一画角とは言えないのですが、解体を終えるとこのような丸裸の状態になり、これでやっと構造体や配管が確認できるようになります。
最近は「躯体現し」が人気なので、初めてリノベーションされるお客さまは「クロスを貼らなくていい分コストも下がりそうだし、カッコいいので躯体現しでお願いします」と言われことも多いのですが、ご覧のように決して解体しただけでキレイな状況にはなりません。
実際は床下地や天井から金属片や木片が露出していたり、壁面部分はGL仕上げのため粘土のような接着剤がベッタリとくっついていることもよくあります。
躯体現しにする際には、そういう部分もしっかり補修しておかなければ、見た目上の問題があるだけでなく、生活の安心や安全が脅かされることにもなりかねません。
いずれにしても、リノベの現場では「どうしても解体してみないと分からないポイント」があるのが基本です。今回のモデルルームでも解体後の調査結果、予定していた住宅設備や建具の「使えない」箇所が発見されました。
それらについて至急代替案を検討し、ゴールデンウィーク明けの着工へ向けて準備を進めている状況です。次回のご紹介ではモデルルームのコンセプトや、協力をいただいているパートナー企業についてご紹介させて頂きます。