2023年にリリース予定の新モデルルームプロジェクト「Workation House」ですが、日々現場は進捗しています。すでに着工から2ヶ月。通常だと「完成間近」なスケジュールですが、こちらはまだまだ大工工事の真っ最中です。
その理由は「断熱工事」です。近年の新築同様レベルの断熱を目指して、1974年築の団地を、家中マルッと断熱工事中なんです。
耐震と比べ、世界基準で大変遅れている「断熱性能」を改善をすることで、そこに住む人の住みやすさが上がり、暮らしのランニングコストが下がり、さらに社会全体が低炭素へと前進します。これらは、世界中すべての人にとってのメリットです。
デメリットがあるとしたら、最大の弱点は初期コストがかかること。そして、工事期間が伸びること、空気循環に電気の力が必要なこと、室内が少し狭くなることも挙げられます。
もちろん、毎日の生活がワクワクする暮らしの場であることは大事ですが、健康的に暮らせる場であることも大切です。そのためにも、これからの住宅は「断熱」へのこだわりが増すのは間違いありません。
ただし、同時に気を付けないといけないのは、断熱が日本の家電などと同様に「開発側のオーバースペック=押し付けとなってはいけない」と言う点です。
あくまで、主体は生活者であるべき。さらに、個々人のQ.O.L.の優先度には差があるのも事実です。断熱を重視する人もいれば、初期コストを重視する人もいるわけです。
仮に、断熱工事に「50万円なら出してもいい」と感じるのであれば、室内の必要箇所に二重窓を設置するだけでいいと思います。今回のように「フルスペック」での断熱を目指すのであれば、実際のところ(スケルトン工事への追加費用として)150〜200万円程度は増額となります。
そんなことを考えながら、現場を視察していた時の最大の驚きがこちらの写真です。
ん?窓の前に壁を作っちゃったの?
外に出れないじゃん。。。
この理由は、ワーケーションハウスの特設サイトでご確認ください。