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【ワンストップで考える_27】オススメは1階、それとも最上階?

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マンション販売業者のマニュアルに掲載されている「セールストーク」を、ちょっとだけご紹介します。

南向きのお部屋であれば「一日中日当たりが良く、なんといっても一番人気です」。東向きは「朝日が入って、1日のスタートが気持ちのよいお部屋です」。西向きであれば「日没までしっかり明るく、冬場には暖かいお部屋です」。そして北向きのお部屋は「夏は涼しく、ゆっくりお休みになれるお部屋です」。

確かに、どの方位にもメリットとデメリットがありますし、そもそも価格差があるので問題ない…のかも知れませんが、不動産会社らしい「全方位」のセールストークですね。

方位以外で価格に大きく影響するのが「階数」です。マンションではなんといっても最上階の価格が高く、低層になるにつれて安くなるのが基本ですが、最近では「1階」の人気が上昇しています。

何より、ファミリー層にとって1階は「子どもの足音が階下に響かない」ことがメリットです。これは「子どものため」と言うよりも、親のストレス軽減につながっているようです。また、高齢者世帯であれば「エントランスからの移動が楽」という声も聞こえてきますし、自由に使える「庭」の存在も大きいようです。

一方、デメリットとして挙げられるのは防犯面と湿度です。一階は水分を多く含む土と接しているため、どうしても湿度が高くなりがちです。だからこそ、防犯対策も含めて「室内窓」を設置することをおすすめしています。


逆に最上階のメリットは、なんといっても眺望でしょう。上階に誰も住んでいないので、もちろん足音が聞こえることもありません。通風や採光などにも優れています。

逆に、代表的なデメリットを3点ご紹介しておきます。1点目は災害時の「上下移動が大変」ということ。そしてもう1点が水圧。最後に、見落とされがちなのですが「夏に暑くなりやすい」ということです。

もちろん、そのマンションの「屋上部分の断熱工事がどのように実施されているのか」で暑さは異なるのですが、他のお部屋と比べて暑くなりやすいのは間違いありません。特に、天井を「カッコよくモルタル仕上げにしたい」と考えられているような場合は、最上階は避けた方が無難かも知れません。

もちろん、天井であっても「断熱工事」を実施して、暑さを軽減することは可能です。


それでも、いつもの話で恐縮なのですが、なにごとにもメリットとデメリットがあります。マンション選びでも「1階」や「最上階」というスペックだけで判断せず、現地に行って「体感すること」が、失敗しないマイホーム探しのポイントであることは間違いありません。

大切なのはムリなく、無駄なく、それぞれのご家族にあった安心&安全なマイホームを手に入れることです。マンションでも戸建でも、新築でも中古でも、そしてもちろんリノべーションでも。まずはお気軽に、はぴりの!までご相談ください。


 

 

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