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大切なキッチンの「配置」

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はぴりの!ではリノベーションのご相談を受けた時に、キッチン廻りの配置をとても大切に考えています。

ご存知のように工事関係の現場はいまでも男性が圧倒的に多いだけでなく、内勤部門のプランナーやデザイナーも(女性が増えているとは言え)断然「オトコ社会」です。そんな中で「男性たち主導」でデザイン(配置)されたキッチンを見ると、どうしても「女性が日常的に使いやすい」と感じる配置が出来ていないものが多いなぁ…と思ってしまうんです。

 

例えば、先日、下記のような間取りのアパートの改修を相談されました。

Mコーポ

いわゆる「男性目線」だと、DKの横に冷蔵庫スペースがあるので「はい、いっちょ上がり!」かも知れませんが、実際には現在のキッチンでは「必須アイテム」である電子レンジなどの調理家電を置く場所が確保しづらく、このままではキッチンとしてもDKとしても使いにくそう…と思われる間取りです。

建築時に上記の間取りをデザインされた方は「キッチンの横に窓があるので、明るくていいだろう!」と考えられたような気が(勝手に)しますが、実際は「ここに窓があるからモノを置けない…」というデメリットを感じられる女性も多い気がします。

 

そこで、こちらの物件を(できるだけ低予算で)改修して入居者に選ばれる物件にしたい…というご相談を受けた時に、はぴりの!ではキッチンの導線(配置)を意識して下記のような提案をさせてもらいました。

minohara

ベースは同じ間取りなのですが、かなり印象が変わりませんか?まず、キッチンの側面壁が伸びたことで、冷蔵庫だけでなく最低限必要な食器棚も並べて配置出来るようになりました。さらに、全体的に収納が不足気味だったため、一体化したリビングの一画に巨大な収納を作って「家族3人、または4人でも余裕ある収納力」を確保しました♪

賃貸アパート イメージイラスト

ここまで変わると、30年以上前に作られたアパートでも、現在風で住みやすい間取り…になるのではないでしょうか?

 

さらに、現在はぴりの!が工事をしている「城西藤和コープ」では、もう一歩進んだ新しいスタイルとして「キッチンタワー」をご提案しています。

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上記の間取り図で「カップボード」と書かれている部分は、実際は床から天井まで「ドーン(笑)!」とタワー型の収納を設置し、その周囲を回遊出来るようにしています。タワー型収納の最下段にはゴミ箱を、真ん中くらいには調理家電を、そして上部には日常使いの食器などを入れられるようにデザインしているんです。

IMG_0404

イメージとしては、IKEAさんが提案されているこちらのような収納をベースに、回遊性のあるタワー型にしてキッチンの真ん中に設置する…という考えです。

 

はぴりの!のアンケートでも、女性がマイホームでこだわりたい第一は「キッチン」でした。そんなキッチンをレイアウトする時に大切にしたいのは、リクシルやパナソニックなどの「どのメーカーの、どのキッチンが機能的に優れているか」というポイント(点)にこだわるよりも、冷蔵庫や家電置き場、食器棚などの配置も含めた「広い意味でのキッチン」全体(面)を効率的かつおしゃれに考えることだろう…とはぴりの!では考えています。

実際に12月末か1月にはオープンハウスで「キッチンタワー」をご覧頂ける予定ですので、どうぞお楽しみに♪

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