【福岡ショールーム探訪 vol.17 ~トクラス 編 ♯1】
福岡で実際に見ることができる住宅設備やリノベ向けのアイテムを置いてあるショールームをご紹介する連載企画です。
ハリー:住宅設備に詳しいはぴりの!のスペシャルアドバイザー
高山さん:リノベーションで「自分らしい家づくり」を目指す主婦
ハリー:今回、お邪魔するのはキッチンやバスルームを取り扱う「トクラス」です。2013年までは「ヤマハリビングテック」という名前の会社だったんですよ。
高山さん:ヤマハと言えば、楽器やバイクのヤマハとも関係があるんでしょうか?
ハリー:トクラスはいまでもヤマハのグループ企業なんです。ヤマハは昔からボートや船も造っているメーカーなので、水に関する技術力が高いんです。その関係で、キッチンやお風呂でも人造大理石を使った製品を得意としています。
高山さん:そうだったんですね!じゃあ、以前の「ヤマハのキッチン」が「トクラスのキッチン」になったと言うことですね。私の家にもヤマハのピアノがあるので、少しだけど親近感が湧きました。
ハリー:実は1976年に、日本で初めて「人造大理石カウンター」を使ったシステムキッチンを発売したのもトクラスなんです。
高山さん:キッチンやお風呂は、どうしてもリクシルやパナソニックなどの大きなメーカーの商品に目がいきがちですけれど、こだわりを持って製造しているメーカーさんって素敵ですね。
ハリー:そんなトクラスのショールームに来たら、絶対に体感して頂きたい実験コーナーがあるので、まずは高山さんにも挑戦して頂きましょう。
高山さん:えっ!?そんな高さで缶詰を持って、何をする気ですか?
ハリー:この高さから、中身の入った缶詰をシンクに落とします。すごい音がしますが、ビックリしないでくださいね。
高山さん:えっー!大丈夫ですか?缶詰自体はこんなにボコボコになっているのに、シンク自体は傷ついていません。どうなっているんですか?
ハリー:トクラスの人造大理石は他社と比べてもとても厚みがあり、頑丈に作られているんです。ですから、高さ1mから缶詰が落ちてきたくらいでは傷つきませんし、実は熱いお鍋やフライパンをそのまま置いても大丈夫なんです。
高山さん:実家のキッチンは人造大理石なんですが、熱いものを置くときは敷物を置くように言われてました。傷や熱さに強いって、実際にキッチンを使う主婦の立場からするととっても嬉しい機能ですね。
ハリー:キッチンのステンレス天板を選ばれる際に「熱いものを置いても、ラフに使っても大丈夫」という方がおられるのですが、トクラスの人造大理石なら比較対象になることが多いんです。
高山さん:でも、真っ白な人造大理石だと、カレーやコーヒーの色写りが気になるんですが、その点はどうなんですか?
ハリー:トクラスのキッチンのもう一つ特徴が「汚れに強い」という点なんです。「激落ちくん」などのスポンジを使って人造大理石を「薄く研磨する」ことで、油汚れなども簡単に落とせるんです。
高山さん:いままではキッチンのデザインや、収納などの機能性に注目していたんですが、トクラスのキッチンはベース部分に強いこだわりがある気がしますね。
ハリー:そうかも知れません。実はキッチンのワークトップ(天板)部分だけでなく、収納部や側面の塗装にも特徴があるんです。塗装技術に強いのも、ピアノなど高級な楽器向け技術がベースになっているらしいですよ。
高山さん:単に「色のバリエーション」を競うのではなく、ベース部分の技術をしっかりと磨いた上で商品を提供している姿勢には、好感が持てますね。実際の商品がどんな雰囲気なのか、早く紹介してください♪
ハリー:分かりました。今春から提供される新商品もあるので、次回たっぷりとご紹介していきますね。
【トクラスショールーム福岡】
住所:福岡市博多区豊1-9-13
TEL:092-414-8623
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火・水曜日