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【ワンストップで考える_58】進化する住宅ローン

少し前までは、住宅ローンの最長期間は35年でした。ところが、最近では50年払い(変動金利)という商品が登場しています。それに伴い、完済時の上限年齢も満84歳以下になるなど、さまざまな銀行で期間延長が発表されています。

もちろん、最大の理由は不動産価格が上昇したことで、35年だと支払いが難しくなっているためです。さらに、金利上昇で「月々の支払額」がアップしているので、年数を伸ばすことで負担を軽減したいというニーズにも応えています。

実際のところ、日本銀行が固定金利を上げたとは言え、いまでも変動金利は比較的低金利にとどまっています。そのため、パワーカップルなど支払いに余力がある層はわざと期間を延長して返済額を抑え、住宅ローン減税を最大限活用しながら余剰資金を積立NISAなどへ投下している…という話も聞こえてきます。


マイホーム購入では「ムリのない支払い」を大事にすべきとは言え、単純に年数を伸ばせばいい訳ではありません。大切なのは、お一人ひとりの「人生設計」です。なので、住宅ローンの期間延長は「選択肢が増えた」という点では評価できますが、全員にオススメできる訳ではありません。

借入される方の年齢はもちろん、退職時期、仕事の内容、個人資産の状況などによって判断すべきだと思われます。それからもう一つ、最近の「住宅ローン界隈」で話題となっているのが「連生団信(団体信用生命保険)」の増加です。

不動産価格や建築費が上昇している中、ご夫婦でペアローンを組む方が増えています。そんな方向けの団信なんですが、簡単に言うと「ご夫婦いずれかに不幸が生じた場合でも、2名の債務がいずれも解消する(借り入れがなくなる)」という保険です。


これまではパートナーに不幸があっても、債務免除となるのはその方だけで、ご自身の借入分は支払いを続ける必要がありました。ところが、連生団信に加入しておくと2名の債務が共に免除となるので、その後の人生設計が組み立てやすくなります。

もちろん、税法上の注意点(贈与税発生のリスクなど)はあるものの、時代のニーズにマッチした制度だと感じています。デメリットとしては、保証内容が充実する分、当然金利も上昇することですが、ペアローンを検討される方にとってはメリットの方が大きい気がします。

いずれにしても、大切なのは「ムリのない支払いで、ワクワクするマイホームを実現すること」です。当社の「初めてのマイホーム探し相談会」では、お客さま一人ひとりの状況に併せて、丁寧にコンサルティングさせていただきます。

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