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リノベーションの「技」を見てみよう

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「リノベーションの現場は、新築よりも難しい」と大工さんに言われることがあります。でも、だからこそ独特の雰囲気が生まれるのも事実です。

今回は、そんな「リノベの技」を、現在モデルルームとして公開中の大名コーポラスの事例を元にご紹介したいと思います。

【無垢の床材と造作框(かまち)】


大名コーポラスの床材には無垢材(アカシア)を使っています。玄関ドアを開けて入った時の自然な雰囲気(温かみ)は、きっと床材の持つ自然な風合いが影響しているのでしょう。


もちろん、無垢材にはメリットだけでなくデメリットもあります。でも、それはどんな素材でも同様です。お客さまの考え方や暮らしぶりに合わせた素材をセレクトをしていくことで、満足度の高い家になると思います。


最近では、リノベーションで無垢材を使うこと自体は珍しくはありませんが、上記のように框部分の立ち上がりまで無垢材で仕上げることは「こだわりのリノベーション」ならではと言ってもいいのではないでしょうか。


側面まで「面取り」した無垢材で仕上げているので、手仕上げのゆるやかな曲線がお家の印象を優しくしているのかも知れません。また、不思議と無垢材とモルタルは相性がいいので、全体的にすっきりとした空間に仕上がっています。

 

【キッチン腰壁の造作ディテール】


あたかも一体で造作したかのようなキッチン腰壁とテーブルですが、ダイニングテーブルは家具屋さんからのレンタル品で、キッチンの腰壁は大工さんの造作です。まるで、キッチンハウスの高級システムキッチン「グラフテクト」のような雰囲気に仕上がっています。


側面から見ても、ナチュラルかつ凛とした佇まいですね。ダイニングの天板も無垢材で、アシンメトリーな仕上げがこのお宅にとってもマッチしています。


そして、こちらが腰壁の近影です。上段の美しい木目と、下段の黒いマテリアルの対比がとっても美しい仕上がりになっています。そんな中で、大工さんの手仕事としてぜひ見て頂きたいポイントは「上段と下段の間の溝」なんです。


金属製の「見切り」を入れて、上下段のデザインを切り分ける仕上げが一般的ですが、その部分を「溝状」に加工することで陰影が生じ、よりラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。こういった加工もすべて大工さんの手仕上げなんです。


もちろん、キッチン側は耐火パネルで仕上げていますので、実用性もきちんと確保しています。こういう仕上げにこだわると、キッチン自体を高級な仕様にしなくても、オンリーワンのキッチン&ダイニングスペースが完成します。

 

【手作りのアーチで優しい空間づくり】


ここ数年、大手メーカーさんもかなり室内建具(ドア)のラインナップは拡充されているのですが、このようなアーチ仕上げにすることで、インテリア性はより高まります。


上記の写真2点は、同じドアを両面から撮影したものです。もちろん、クロスの違いで雰囲気はかなり異なるものの、もしこのドアが「四角」だったとしたら、こんなに優しい雰囲気にはならなかったのではないでしょうか。


そしてこちらでは、ドアの開口部だけをアーチ型にしています。ドア自体を造作してアーチ型にするよりも、かなり手間を抑えることができる(つまり、コストを抑えることができる)ので、その分の予算で2ヶ所の室内ドアをアーチ型にすることができました。


ドアの枠がアーチ型になることでインテリア性を持ち、空間のアクセントになっています。デコレーティブ過ぎる装飾はお家の雰囲気を一変させますが、今回はコストとデザインを両立した空間が完成しました。

 


その他にも、たくさんの「リノベの技」が詰まった大名コーポラスでは、随時「初めてのマイホーム探し&リノベーション相談会」を開催しています。

これからマイホームの購入を考えられている方も、リフォームやリノベーションをお考えの方も、ぜひお気軽にご相談にお越しください。

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