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【マイホームの探し方_02】管理費と修繕金のヒミツ

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初めてマンションを購入される方は「管理費と修繕金は安いほうがいい」と思われているかもしれませんが、決してそんなことはありません。

管理費は管理人さんの人件費や共用部の電気代、植栽管理などの費用で、ほとんどは日々支出される予算です。ですので、管理費が安過ぎる物件は、植木の手入れや共用部の清掃などが行き届いていません。逆に、管理費が高くなりがちなのは、マンションにプールや温泉、コンシェルジェスタッフがいるような物件です。


管理費に関しては販売時の売主が関連会社を指定していることがほとんどなので、その根拠自体をきちんと精査する必要があります。コスト意識の強い管理組合などは、定期的に管理会社の見直しを含めて、コンペ形式による相見積もりを実施しているようです。

※ 入居者の共同体が管理組合であり、その組合から管理を委託されているのが管理会社です。

一方の修繕積立金は、建物の大規模改修や設備更新の際に使われる「貯金」のようなお金です。相場と比べて設定が低すぎる物件だと、将来の維持・管理が十分に行われない可能性が高いと思ってください。


修繕金が不足する場合、販売当初にデペロッバーが安く設定しすぎていることが主な原因ですが、その後の見直しで積立額が変更されていれば安心です。

※ 一般的に不景気な時に販売されたマンションや、ブランド力の低い物件はランニングコストを安く設定されていることが多いようです。

修繕金の適正金額は物件の規模や構造にもよるので、一概には言えません。50戸近く部屋数がある8階建程度のRC造マンションだとして、12〜15年に一度、6,000万円以上の費用がかかるのではないでしょうか。エレベーターや配管の更新時期であれば、1億円近くかかることも一般的です。

日本人はどうしても「みんなと一緒の基準(平均値)」を知りたがりますが、マンションはすべての建物が異なる構造であり、管理体制も違うことを踏まえると、本当は「その物件ごとにチェックするしかない」のが現実です。

ですので、当社では丁寧に物件情報を調べた上で、まずはお客さまに正しい情報を開示するように心がけています。どんな判断をするにせよ、なにより「本当の姿」を知ることが、正しい判断への近道ではないでしょうか。

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