整然と並ぶ2つのワーキングチェア。おしゃれなオフィスかと思いきや、ここはなんとリビングの一角です。コロナ禍以降、働き方が多様化し、在宅ワークも当たり前となりました。
今回ご紹介するのは、仕事と子育てを両立しながらも自分たちらしい家づくりを目指した「いまどき夫婦」のリノベーションです。
モノトーンで統一された玄関。玄関土間からそのまま上がれる収納スペースは、シューズクロークも兼ねたウォークインクローゼット。さらにその奥には、ご夫婦の寝室が続きます。
玄関同様、シックな色づかいで統一された洗面室。間接照明がさらにムードを高めます。洗面台は横に広く、大人2人が同時に使っても十分な空間を確保。朝の支度時にも、ストレスなく使えそうです。デザインだけでなく、機能性へのこだわりも感じられます。
メインのLDKは、黒をアクセントとしたカラーリングと間接照明が印象的。全体の色使いを限定したことで、統一感ある空間となっています。木目調の装飾材はいっさい使用せず、床材も同系色のフロアタイルに。今回の物件は築浅だったため、既存床の上に直接タイルを貼ってコストカットを実現しました。
まるで、都心にあるホテルのような雰囲気ですね。リビングは家族4人がくつろぐのに、十分なスペースを確保されています。
キッチンは、スタイリッシュなデザインが人気のグラフテクト。ダイニングテーブルと一直線に配置することで、見た目だけではなく、炊事や育児のしやすさにも配慮されています。
背面のカップボード上部には凹凸のあるタイルを採用することで、間接照明が効果的に映えています。
リビングの反対側は、冒頭で紹介したワークエリアです。ご夫婦ともにリモートワークが多いため、平日は二人並んで仕事をされているそうです。
こちらのご夫婦、実は20代で新築マンションを購入されており、今回は2度目の住宅購入でした。元のお宅が子どもさんの成長で手狭となったため、内装や間取りの自由度を考えて「中古マンション+フルリノベーション」を選択されました。
将来的にはさらに住み替えも考えているそうで、資産価値も考慮した物件選び&リノベーションとなっています。マイホームは「一生に一度の買い物」ではなく、ライフスタイルに応じて賢く住み替えていくことが「いまどきの暮らし方」になりつつあるようです。
※ リノベーション前の図面や物件情報は、施工例のページに記載しています。