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【ワンストップで考える_41】断熱性能UPでQ.O.L.も改善!

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すでにご存知の方も多いと思いますが、日本の断熱性能の「低さ」は先進国において「ダントツワースト1位」で、お隣の韓国や中国と比較してもかなり劣っています。

最大の理由は「窓の性能」が低いことです。多くの国々では熱伝導率(つまり熱の伝わり)の低い樹脂や木製枠を使用しているのですが、日本では安価で成形しやすいアルミサッシを使うことが一般的でした。同時に、寒暖差がある国々ではペアガラスを標準としていますが、日本は最近までシングルガラスが一般的なことも大きく影響していました。

それでもCOP20の国際会議以降、世界各国が温暖化対策への取り組みを強化する中、日本政府としても国内の二酸化炭素排出量削減を進める必要があり、昨年から窓の断熱性能向上を補助金でサポートしている訳です。

もちろん、築古の戸建にお住まいの方であれば、窓だけでなく床下や壁面、天井という建物を覆う全6面の断熱が必要ですが、マンションにお住まいの方であれば、窓の性能を上げるだけで60~70%もの熱ロスが軽減するという調査結果もあります。

現在も「先進的窓リノベ事業2024」などで、最大200万円(最大補助率50%)ものサポートが実施されています。この機会に、窓性能を向上するメリットについて考えておきましょう。


上記イラストは、マンションの窓性能向上の際に一般的な「既存窓の内側に、内窓を取り付けた状況」を図示化したものです。商品名としてはリクシルのインプラスや、YKK APのプラマードUなどが有名ですね。

【主なメリット】
・断熱性能が向上することでエアコン代を抑えつつ、快適な温度を保てるようになる
・外部の音が気にならない(宅内の音も、外に漏れにくい)
・防犯性能が高まる
・結露しにくくなる

このようなメリットが一般的に挙げられます。ちなみに、内窓を設置する際のデメリットとしては「窓を二枚開けないと外に出られない」、「部屋の中が(少しですが)狭くなる」、「費用がかかる」などの声が聞かれます。

例えばイギリスでは、最低室温を18℃以上に保てない賃貸住宅は健康的な生活が維持できない「ダメ住宅」として改修を求められるだけでなく、場合によっては閉鎖や解体という厳しい指導が国から行われているそうです。

また、日本では室内温度差が原因の「ヒートショック」による死亡者数が4,750人も発生していますが、これは交通事故による死亡者数(2,150人)の2倍以上となっています。この改善にも、内窓の設置は役立ちます。

さらに、日本人に身近な「結露」の発生にも、断熱性能が大きく影響しているんです。


そもそも「結露」は、宅内の暖かく湿った空気が冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になってしまう現象です。冷たい水を注ぐとコップの外側が曇って水滴が付きますが、これも結露の一種ですね。 つまり、外気温が低いのに暖房で室内が暖かく、なおかつ湿度が高いと、冷たい外気に接した窓や壁の内側に水滴がびっしり付く訳です。

簡単な改善方法としては「換気」が挙げられますが、冬の寒い日に窓を開けるとエネルギーロスが大きいだけでなく、ヒートショックの原因にもなってしまいます。そこで、内窓の設置や複層ガラスへの交換、アルミサッシ窓を樹脂窓に変えることで窓の断熱性を高め、結露の発生を防ぐことができます。

もちろん、ガラス面だけでなく壁面や天井、床面などの断熱も有効ですが、戸建と比べてマンションの大きなメリットは「そもそもの断熱性能が高いこと」です。あまり比較されないのですが(戸建メーカーからすると、正直なところ分が悪いため)、そもそもマンションは熱伝導率が低い素材で作られているため、窓部分だけを改善し、給湯器やエアコンを省エネタイプに変えるだけで、平均的な戸建の断熱性能をクリアしてしまうことがほとんどです。

今年の夏からは電気代もさらに上がる…というニュースもありますので、補助金が活用できるうちに「断熱性能向上リノベ」を検討されてはいかがでしょうか。

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