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【ワンストップで考える_55】家探しのゴールライン

マイホームを探されている方の「タイプ」を大別すると、2つの傾向が見えてきます。時間をかけてじっくり考える方と、比較検討しつつも短期間で決められる方です。

長く時間をかけられる方は、きちんと自分なりの「ゴールライン」を決めている方が多い気がします。エリアなどの条件を自分の中で明確化されているので、個々の物件についての判断は早いことが特徴です。その一方、マイホーム探し自体が長期化する原因は、希望に対する予算不足の場合がほとんどです。

短期間で決定される方は、物件自体や条件面よりも「マイホームを購入する」ということに明確な意志を持たれているようです。インフレが進む時代背景もあり、最近はスピード感のある方が増えていますが、その結果として「じっくり考えたい方」が競り負けているのも事実です。

ただし、スピード感のある方は「買ってはいけない物件」を選んでしまう可能性もあるため、事前にしっかり勉強しておくか、信頼できるパートナーの存在が必須です。


いずれに対しても有効な注意点があるとすれば、まずは「インフレ下での家探し」という状況について、正しく理解しておくことかもしれません。以前のブログでもご紹介しましたが、30年ぶりにインフレが進む日本において、現金の価値はどんどん目減りしています。一方、金や土地など、いわゆる現物資産の価値は高まっています。

もちろん、インフレ分だけ賃金が上昇していれば心配ないのですが、多くの生活者の肌感覚だと「日々、生活が苦しくなっている」のではないでしょうか。そういう方にとっては、残念ながら「いまなら買えるけど、そのうち買えなくなる」という状況すら予想されます。

とは言え、なんでもいいから「早く買えばいい」という訳ではありません。自分が購入する物件の安全性はもちろん、立地とその家自体の住み心地、さらには将来の資産性までしっかり考えて(同時に、妥協できる点を考えて)おくことが大切です。


購入を検討している物件のスペックだけでなく、立地や生活利便施設の有無、公共交通機関へのアクセス、周辺環境や管理体制。そして、それらが10年後、20年後にどのように推移していくかまで考えて、高いリスクがある物件購入は避けるべきです。

ただし、ノーリスクかつ希望通りの物件の場合だと、結果的に予算オーバーしがちなので、ムリのない支払いという面から購入を避けるべきです。

不動産情報サイトを見て「自分の考えている条件と、市場に出ている物件には差があるんだ」と感じられる方であれば、現実を直視しているので軌道修正が可能です。逆に「自分の希望している物件はない=待っていたら出てくる」と思われている方は、残念ながらインフレとなった現在では物件探しが難航することが予想されます。

だからと言って、当社では「早く買いましょう」とスピードアップを推奨しているるわけではありません。それよりも、さまざまなリスクを把握した上で、そのリスクを「許容できるか、できないか」という視点を持って検討すべきだと考えています。

しかし、実際には高リスクな物件(当社のお客さまには絶対にオススメしたくない物件)も、ネットには多数掲載されています。それらを掲載している不動産会社に問い合わせても、(ほとんどの場合)悪い情報はあまり伝えてくれないでしょう。

当社はリノベーションを主体とした会社として「私らしい、オシャレな暮らし」を大切にしていますが、それよりも「安心&安全」を重視し、ムリのない予算を守りたいと考えています。

多数開催している「初めてのマイホーム探し&リノベーション相談会」では、こういった考え方に基づいて「失敗しないマイホーム探しのポイント」をお伝えさせていただいています。ぜひ、お気軽にご参加ください。

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