

Enjoy at Home vol.19
ギャラリーのような
上質な住空間
2025.07.11
- photo : Norito Nagatomo


Enjoy at Home vol.19
2025.07.11


これからの暮らしの在り方を先取りした実例をご紹介する Enjoy at Home プロジェクト。今回ご紹介するのは、「はぴりの!」が熊本のリノベーション会社「アスター」と協業して手がけた、博多駅近くの中古マンションです。モデルルームとして公開されていたこの家に一目惚れし、購入を決めたYさんに、お話をうかがいました。

▲まるでアートギャラリーのような静謐な空間。バルコニー側全面に配したカーテンから、柔らかい光が差し込んでくる。

▲「この家に出会っていなかったら、この先もずっと家を買うことは無かったかもしれません」と話すYさん。
──
モデルルームとして公開されていた時にも拝見しましたが、
無駄のないシンプルなデザインがとてもカッコいいですね。
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Yさん
カッコいいですよね。
私はもう一目惚れでした。
実はこの家を見るまで、
家が欲しいと思ったことは無かったんです。
もともと家に興味が無くて、
旅行が好きで休日はいつも出かける自分にとって、
家はただ帰って寝るだけの場所でした。
だから賃貸のワンルームで十分だったんです。
ところが、たまたまこの家を見る機会があり、
軽い気持ちで中へ入ったところ
すっかりこの家に魅せられてしまい、
家を買う予定なんて全く無かったのに、
数日後には「買いたいです」と
はぴりのさんに伝えていました。
──
それだけこの家が魅力的だったんですね。
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Yさん
そうですね。
今まで見てきたどの家とも違いました。
シンプルだけど高級感があって、
間取りも一人暮らしの自分にピッタリで。
家が欲しかったわけではなく、
「ここ」が欲しかったんです。

▲シンプルな空間を実現するために、宅内は基本的に直線でデザインされている。


▲玄関横の土間には、アート作品をはじめYさんの好きなモノたちが並んでいる。

▲「旅行が好きなので、旅先で良いモノに出会えたら、少しづつ増やしていきたいです」とYさん。
──
この家で暮らすようになって
「暮らし」に変化はありましたか?
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Yさん
以前は休日になるとほぼ必ず
どこかへ出かけていましたが、
今は「家に居たい」と思うようになりました。
ソファに座ってNetflixを観たり、
ただぼーっと過ごすだけの時間が
とても贅沢な時間に感じます。
アートを買ったり、
花を買って飾ったり、
以前の自分が見たら
ビックリするでしょうね(笑)
今まで家は「寝るための場所」でしたが、
この家を買ってからは
「暮らすための場所」になりました。
もしあの時この家を見ていなかったら、
ずっと家に興味を持てないまま
8帖のワンルームで暮らしていたはずなので、
本当に出会えて良かったです。

▲キッチンカウンターのゆるやかなR壁が、直線でデザインされた空間のアクセントになっている。

▲テーブルやスツール、ソファ、サイドテーブルなどの家具は、モデルルーム用に選定された商品。家具もセットでお得に入手できるのは、リノベ済み物件の大きなメリットだ。

▲「クーラー1台で、家全体が十分涼しいです」と話すYさん。冬はほぼ暖房いらずで、断熱効果を実感しているそうだ。



▲宅内はクロスを使用せず、全て塗装仕上げとすることで、ノイズレスな空間を実現している。





▲寝室は個室にせず、リビングと一体で使えるようレイアウト。上に隙間をつくることで空間に広がりを持たせている。
──
特に気に入ってるポイントはありますか?
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Yさん
全部気に入っていますが、
特にリビングと寝室を
区切っている壁が好きですね。
あえて上に隙間を作っているところが
気に入っています。
玄関横の土間空間も好きです。
自分の好きなモノを並べている
お気に入りの空間です。
──
逆に「もっとこうだったらよかったのに」と思うところはありますか?
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Yさん
何かあるかなあ・・・(しばらく考えこむ)
強いて言うなら自分は自炊をしないので、
キッチンスペースはこんなに
広くなくてもよかったかな。
IHコンロはまだ1回も使っていません(笑)
──
一度も使っていないんですか?
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Yさん
そうなんです。
ウォーターサーバーがあるから
お湯を沸かす必要もなくて。
こんなに立派なキッチンがあるのに
もったいないですよね。
料理をやってみたい気持ちは
あるんですけど、なかなか・・・。
でもパンはたまに焼いています。
友人から引っ越し祝いで
ホームベーカリーをもらったので。
水と小麦粉を入れるだけで簡単にパンが焼けて、
それが本当に美味しいんですよ。

▲白壁のシンプルな空間だからこそ、花の鮮やかな色が映える。

▲シンプルでノイズレスな空間にふさわしい、ステンレス製のキッチンを選定。床は天然素材を由来とするリノリウムを配し、環境にも配慮している。

▲引っ越しの際、ウォークインクローゼットのサイズに合わせて、洋服を段ボール10箱分ぐらい断捨離した。

▲「アイロンをかけている時は無心になれて、心が落ち着くんです」と話すYさん



▲乗り物が好きだというYさん。「ベランダから飛行機が見えることも、購入の決め手のひとつでした」
──
この家のように「プロがリノベした家を買うこと」と、
「自分で中古物件をリノベすること」には
それぞれに良さがあると思いますが、
Yさんにとって前者の良さはどういうところにありましたか?
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Yさん
リノベ済み物件を買う一番のメリットは、
細かいことを考えなくていい
ということだと思います。
自分のように家に対して
あまりこだわりが無い人にとって、
全て自分で決めないといけないのは
結構大変なことですから。
その点、リノベ済み物件であれば
完成品を見て気に入れば買うだけだから、
シンプルでラクですよね。
それに、はぴりのさんのリノベ済み物件は
モデルルーム運用後に販売されるので、
クオリティに対して価格が抑え目で、
お買い得だと思います。
──
はぴりの!の印象はいかがでしたか?
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Yさん
お客さんのことをちゃんと
考えてくれる会社だなと思いました。
例えば住宅ローンについて相談した時や
売買契約時など、マニュアル通りの対応ではなく
「Yさんの場合は~」というように、
自分としっかり向き合ってくれたので
安心感がありました。
あとは誠実で素直なスタッフさんが多いですね。
それってとても大切なことだと思います。
──
今後はこの家でどんな暮らしを楽しみたいですか?
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Yさん
このシンプルな空間が気になっているので、
できる限り今の状態をキープしたいです。
家具を増やすつもりはないですが、
旅先で良い「絵」に出会えたら
買って飾りたいと思っています。
あとはやっぱり料理ですね。
立派なキッチンを無駄にしないためにも、
いつかはチャレンジしたいです。

はぴりのスタッフ
リノベーションが一般的になる前は、どちらかと言うと「マイホームに対してこだわりの強いお客さま」が多かった気がします。しかし、新築から中古へと平均的マイホームの軸足が変化していく中で、Yさまのように「選ぶことの楽しさ」よりも「選ぶことの難しさ」に言及される方が増えてきました。
例えばスーツをオーダーメイドする時、そもそも「わからない用語や質問」が多かったり、最終的な仕上がりがイメージできず、悩んでしまう人も多いと思います。一般的な生活者の場合、オーダーよりも仕上がっているものの中から選ぶ方が、結果としてオシャレでコスパのよいスーツを購入することができるのではないでしょうか。
しかも、実際はスーツが主役ではなく、それを着る人が主役です。それは、マイホームも一緒です。お家探しからご一緒する方にはお伝えしているのですが、家を購入することが目的ではありません。ワクワクする毎日の実現と、将来の安心(金銭的不安の軽減)を両立することが大切です。
Yさまに「ご自身の生活がアップデートするマイホーム」をご提供できたこと、私たちも大変うれしく感じています。オーダー型リノベだけでなく、リノベ済み物件販売についても「将来の生活がハッピーになるリノベーション」を意識し、さまざまな考え方のお客さまに「リノベの魅力」をお届けしていきます。