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【新ワンストップで考える_01】ワンストップ事業者のセグメント

不動産売買やリノベーションについて、一歩踏み込んだ分析をお伝えする「ワンストップで考える」。今春で連載中止となっていたのですが、復活のご要望をたくさん受けて期間限定での再スタートが決定しました!

こちらのブログは生成AIの手によるものではなく、業界歴の長いスタッフが自身の経験と知識を元に、一つひとつ記述及び図示化しているものです。皆さまのマイホーム購入&リノベーションにとって、表面的ではない「本質的な知識」を身につけられる内容を目指しています。ぜひ、新シリーズにもご期待ください。

初回のテーマは「ワンストップ事業者のセグメント」についてです。

中古不動産の人気が高まる中、当社のように「不動産仲介(物件探し)+リノベーション」をセットとしたワンストップサービス提供者が増えています。マイホーム探し中の方にとって選択肢が増えるのはいいことですが、その分だけ「玉石混合」となっているのも事実です。

そもそも、ワンストップ系の事業者をセグメント分けすると、下記3パターンに当てはまる気がします。ご自身が重視するポイントによって「どこに強い会社を選ぶのか」が、一つの指標となるかもしれません。


まず設計に強い会社の魅力は、オンリーワンのデザインや精度の高い空間プランニングを実現できることです。もちろん、その分工事費は高くなりますが、設計段階から時間をかけて「マイホームを作る過程」を楽しめます。ただし、このタイプの会社は家探しや住宅ローンのアレンジは苦手な場合が多いようです。

続いて、工務店や新築ハウスメーカーなど工事請負会社の場合、現場に関する技術や工事費のコントロールについてはアドバンテージがあります。一方で、オリジナリティの高いプランニングやこだわった設備選定はあまり得意としていません。また工務店系の会社だと、家探しやローンのアレンジは苦手な場合が多いようです。新築ハウスメーカーでは不動産部門のスタッフがアテンドするようですが、土地ならともかく、中古物件探しの経験値はあまり高くないように感じられます。

最後に、不動産会社をルーツとする会社ですが、当然ながら物件探しは得意ですし、住宅ローンのアレンジにも慣れています。しかし、不動産会社はあくまで「不動産売買を問題なく進めること」が仕事なので、個々の物件に関する良し悪しの判断はそれほど得意ではありません。さらに、建物の構造やプランニング(賃貸などローコストなリフォームには慣れているものの、デザイン性の高いリノベの経験値は低い)、工事金額の算出などについては苦手とする会社が多いようです。


わかりやすく言い直すと、設計及び請負系の会社は「建築は好きだけど、お金のことは苦手」で、不動産系の会社は「お金のことは好きだけど、家にはあまり興味がない」ということかもしれません。もちろん、上記は典型的な事例を記載しているだけなので、どのセグメントの会社であっても、クオリティの高いワンストップサービスを提供している事業者もあります。

ちなみに、私たちはぴりの!は福岡都市圏だけで毎年50件以上ものワンストップ(仲介+リノベーション)を担っています。2025年10月13日に発行されたリフォーム産業新聞の「大型リフォーム(500万円以上の工事)ランキング」では、福岡県内の事業者として実績1位を獲得できました。また、創業時から「買主の視点に根ざした安心&安全な不動産仲介」にこだわっているため、マイホーム探しをされている方に寄り添ったサービスには自信があります。

一方、私たちはトイレや給湯器交換だけといった小規模なリフォーム(営繕)はあまり得意ではありません。また、不動産会社の基幹業務である「売却活動(仲介)」や「賃貸業務」は一切行っていません。このように、どんな会社であっても「得意なこと」と「苦手なこと」はあるはずなんです。

だからこそ、福岡で中古不動産の購入やリノベーションをご検討中の方は、ぜひ一度「初めてのマイホーム探し&リノベーション相談会」にご参加ください。「どの物件を買えばいいか」、「どんなリノベーションをすればいいか」の前に、知っておくべき基本的な考え方やお金のことを丁寧にお話しさせていただきます。



 

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