ブログ

Tweet

Pocket

リノベーションする際、見落とされがちながらも、暮らしに欠かせない大事な空間が収納です。

各部屋のクローゼットや収納だけでは、荷物が入り切らない方も多いのではないでしょうか。そんな時は各部屋の収納には日常品のみを置き、季節外の洋服や家電は「セントラル収納（大規模収納部屋）」に置いてはいかがでしょう。

今回は、リノベをプランニングする際に検討頂きたいセントラル収納について、ポイントをまとめてご紹介させて頂きます。

【家族構成にあわせて収納空間内をカスタマイズできる】

セントラル収納をつくることで、モノを分散させずに済み、片付けやすい環境が整います。収納部屋内で家族一人ひとりの置き場を分ければ、洋服や物の整頓がしやすくなります。その結果、各個人の部屋が広く使えることにもなります。

【洗濯物を各部屋に持っていく必要がない】

日々行う家事の一つに洗濯がありますが、家族それぞれの部屋にクローゼットがあると、どうしても動線が複雑になってしまいます。洋服置き場が1部屋にまとまっていれば、畳んだ洗濯物を各部屋に運ぶ必要がなくなり、家事動線が楽になりますよね。

【各部屋に収納を作るよりも安く済む】

それぞれの部屋にクローゼットを用意した場合、クローゼットの数だけドアも必要です。また後から収納家具を購入する場合でも、追加購入費が発生するだけでなく、引っ越し後の整理も大変です。リノベの際に、大規模収納部屋を1部屋作っておけば、トータルコストの削減にもつながります。


【大きな家電製品などの置き場としても活用できる】

扇風機やファンヒーターなどといった季節家電やスーツケース、来客用のお布団、コタツなどをクローゼットへ収納するのは難しい場合があります。しかし大規模な収納部屋があれば、小さなものから大きなものまで悩むことなく収納できます。また、着物をお持ちの方であれば、和ダンスをそのまま設置することも可能です。

【掃除が一度で済むから楽】

各部屋にクローゼットを用意すると、当然ながら個別に掃除が必要になります。そのほか防虫、湿気対策などもそれぞれの部屋で行わなければなりません。しかし収納場所が1か所であれば、これらをまとめて対処できます。

【レイアウト次第によっては「部屋」として使える】

大規模収納は、レイアウトによっては収納を兼ねた部屋としても使えます。ちょっとしたデスクを置ければ、在宅ワークの空間として活用することも可能です。基本的には収納としながらも、家族の成長や日々の暮らしに併せて、一時的には部屋として使うことも可能です。

【大収納があると、その他の部屋が使いやすくなる】

収納を大規模な部屋にまとめると、各部屋に大型クローゼットなどが不要な分、それぞれのお部屋が広く使えます。その分、リビング面積も確保できるようになり、インテリアの自由度も高まるはずです。

新築物件は戸建てでもマンションでも、物件価格の高騰でどんどん「収納力」が減らされています。せっかくリノベーションで「暮らしやすくしたい」とお考えであれば、ぜひプランニングの段階で大規模収納も検討してみてくださいね。