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リノベーションの現場で「考える」

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当社とリノベエステイトさんの協業で進めている新しいモデルルーム「Workation House」の現場で、お客さまと「工事中の現場でリノベーションを学ぼう」というイベントを開催しました。


【床の組み方】

スケルトンにするとよく分かるのですが、マンションでは元々の構造床がフラットでないことが多いため、遮音ゴム付きのフリーフロアを使って床を組むことが一般的です。

もちろん、構造床がそもそも水平であったり、既存床自体を下地として利用できる状況であれば、コストカットのために「クッション材付きフローリング」を上貼りすることは可能ですが、どうしても歩いた時の「ふわふわ感」は残ります。

お客さまが「どんな床材を使いたいのか」という視点と、現在の「床の工法」がどうなっているのかという二つの視点が、工事上(予算上)大切だということがビジブルに伝わりました。


【躯体現し】

構造体を活かした、モルタライクな空間が若い世代に人気を集めています。ただし、リノベ部の担当者によると、一番のメリットは「(好きな人にとっては)カッコいい」こと。逆に、デメリットは「お金がかかる」のと「断熱や遮音性能は低下する」とのことでした。

インスタやピンタレストなどで皆さんがご覧になっているモルタル仕上げの天井や壁は、実際には「職人の手が入った状態」ですので、そのままでは美しくありません。というよりも、子どもが触ると危険な状況もよくあります。

また、イメージとしては既存を活用するので「ローコスト」と思われていますが、本当は左官屋さんの手間や使用するコンセントやスイッチなどが特殊な製品になることを考えると、壁を造作して、クロス仕上げとした方が安いようです。


【住宅設備の移設】

リノベーションの技術的な限界についても、たくさんの質問が出ていました。壊せる壁と壊せない壁の見極め方、キッチンやお風呂の移設可否などについて、リアルな質問が多数寄せられていました。

壁については構造壁と木壁、さらにコンクリートブロック壁などの種類と見分け方。また、住宅設備の移設についてはPSまでのつなぎ込み経路の取り方や、必要な排水管の勾配などの具体的な手法が、現場だからこそのわかりやすい説明が大変好評でした。


どんなにおしゃれなリノベーションであっても、はぴりの!が大切にしている「安心と安全」には技術的な裏付けが必要であることを体感いただける現場見学会となった気がします。

次回の見学会は11月後半に開催予定です。日程が決まりましたら、改めてお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに。

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