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当社のワンストップサービスでマイホーム探しをされている方の「平均的な家探しの期間」は、およそ5ヶ月となっています。ただし、この「平均的」と言う言葉には、隠されたデータがあります。

実際のところ、8割ぐらいの人は2〜3ヶ月で決定されているのですが、残りの2割くらいの方が「ずっと探している」というのが実情です。

ですので、ワンストップでマイホーム探しをされている方のほとんどの「平均期間」は2～3ヶ月と言えます。ただし、今回は逆に「ずっと探している方」の特徴を確認しておきたいと思います。

【理由1】立地や物件に対する「理想と現実」のギャップを埋めきれない

上記の解決方法は、いたってシンプルです。予算をアップして、「自分の理想」と「不動産市場の相場」の差をなくすことで、簡単に解決します。

参考までに「レストランでの食事」に置き換えてみましょう。

自分は「景色の良いレストランの個室で、メインが高級牛肉のフルコースを食べたい」けれど、価格は10,000円。ただし、残念なことに自分の予算は6,000円です。その場合だと「メインが豚肉になる」とのことでした。

そんな時の解決方法は、下記の通りとなります。

1. 予算を10,000円にアップして、希望の店で希望のコース料理を食べる。
2. 予算を6,000円のままとして、希望の店で豚肉のコース料理を食べる。
3. 予算を6,000円のままとして、牛肉のコース料理を食べるけど、店をダウングレードする。

レストランに置き換えると簡単に納得できるのですが、不動産探しをされていると「どこかに掘り出し物がある」とか「昔は安かったので、またいつか下がるだろう」と考える方がおられます。

ただし、実際には不動産こそ「市場ニーズの中で価格が決定する」ビジネスなので、いまの福岡都市圏ではそんなことはあり得ないのです。

ですので、3ヶ月以上探し続けている方は「希望する物件の条件設定と、自分自身の予算に問題がある」と考えるのが現実的かと思われます。


【理由2】物件の構造や管理、リノベの工事内容や予算への不安が強い

上記と異なり、こちらの「理由」を簡単に解決することはできません。

なぜなら、どんな事象でも「100%の安全や安心」を保証することは誰にもできないからです。国や電力会社が何千億円と言う予算をかけて作った原子力発電所でも、あのような悲惨な事故が発生しました。

また、「中古」物件に対して強い不安を持たれている方にいつもお話しさせて頂くのが、新築物件であっても「安心と安全」に対する不安はなくならないという事実です。例えば、福岡市内で建て替えが決まったJR九州のマンション「ベルヴィ香椎六番館」が一つの例です。1995年の新築時、誰がその手抜き工事を見抜くことができたでしょうか。

控えめに言っても、当社は多くの不動産仲介会社と比べて「買主側に立った物件の事前チェック」にはこだわっていますが、それでも「100%の安心」を担保できることはできません。

リノベに対しても同様です。どれだけマニュアルに則ってリサーチしても、解体してみなければ分からない箇所はどうしてもあるため、工事内容と予算を「100%予測」することは出来ません。

「悪魔の証明」ではありませんが、感覚的に「不安」を強く持たれる方に「安心と安全」を証明することは、現実的には不可能です。だからこそ、当社では「コントロールできる範囲にリスクは収まるのか」という視点を大事にしています。

その物件を購入して、リノベーションして得られる資産性や住まいとしての満足度と、万が一の事態が発生した場合のリスク（主に金銭的損失）を比較して、そのリスクが「許容できる範囲」であれば、最終的に購入するかどうかは「ご自分の意思次第」ということになります。


だからこそ、将来の資産性を大切に考える方が、福岡都市圏においてリスクの低い不動産選びをする場合、第一の選択肢は「立地と管理を元に物件を選び、無理のない予算内で中古物件をリノベーションをすること」かと思います。

もちろん、家は「絶対に買わないといけない」訳ではないので、賃貸という選択肢も含んで比較すべきです。

それでも、これからは「人生90年」と言う時代です。仕事を辞めた後に「ずっと賃貸に住み続ける金銭的負担」と「マイホームを買っておく金銭的負担」を比較し、いずれの道を選ぶかを「できるだけ若いうちに判断しておくこと」で、リスクコントロールはしやすくなります。

個別のご相談については、ぜひ当社の「初めてのマイホーム探し相談会」にご参加ください。それぞれのお客さまに合ったコンサルティングを、丁寧に進めさせて頂きます。